がん治療ちりょうと仕事しごとの両立りょうりつ 「環境かんきょう整ととのわず」６ろく０ぜろ％超ちょう

内閣ないかく府ふが行おこなった「がん対策たいさくに関にかんする世論せろん調査ちょうさ」によりますと、治療ちりょうや検査けんさを受うけながら仕事しごとを続つづけられる環境かんきょうが整ととのっていると感かんじている人ひとが、３さん０ぜろ％足たらずだったのに対にたいし、その倍ばいの６ろく０ぜろ％余あまりの人ひとが整ととのっていないと感かんじていると答こたえました。

内閣ないかく府ふは、去年きょねん１１月じゅういちがつ、全国ぜんこくの１いち８はち歳さい以上いじょうの３さん０ぜろ０ぜろ０ぜろ人にんを対象たいしょうに「がん対策たいさくに関にかんする世論せろん調査ちょうさ」を行おこない、６ろく０ぜろ．５ご％に当にあたる１いち８はち１いち５ご人にんが回答かいとうしました。

それによりますと、「現在げんざいの日本にっぽんの社会しゃかいでは、がんの治療ちりょうや検査けんさのために２に週間しゅうかんに一いち度ど程度ていど、病院びょういんに通かよう必要ひつようがある場合ばあい、働はたらき続つづけられる環境かんきょうだと思おもうか」という質問しつもんに対にたいし、「そう思おもう」、「どちらかといえばそう思おもう」と答こたえた人ひとは合あわせて２に７なな．９きゅう％、「そう思おもわない」、「どちらかといえばそう思おもわない」と答こたえた人ひとは合あわせて６ろく４よん．５ご％でした。

また、働はたらく意欲いよくのあるがん患者かんじゃが働はたらき続つづけられるために必要ひつような取り組とりくみを複数ふくすう回答かいとうで尋たずねたところ、「病気びょうきの治療ちりょうや通院つういんのために短時間たんじかん勤務きんむが活用かつようできること」が５ご２に．６ろく％、「１いち時間じかん単位たんいの休暇きゅうかや長期ちょうきの休暇きゅうかが取とれるなど柔軟じゅうなんな休暇きゅうか制度せいど」が４よん６ろく％、「在宅ざいたく勤務きんむを取り入とりいれること」が３さん８はち．６ろく％、などとなっています。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうの担当たんとう者しゃは「仕事しごとと治療ちりょうを両立りょうりつするためには、企業きぎょう文化ぶんかの抜本ばっぽん的てきな改革かいかくが必要ひつようだ。政府せいふの働はたらき方かた改革かいかくの中なかで検討けんとうするとともに、労働ろうどう局きょくと連携れんけいしながら患者かんじゃの支援しえんを行おこなっていきたい」と話はなしています。

ソース：NHK ニュース