Show Furigana
子どもの虐待死 再発防止へ事件後の検証の在り方議論
2017-01-29 06:03:57

子どもの虐待死の再発を防ぐため、厚生労働省の研究班は自治体の検証体制を分析していて、都内で開いたシンポジウムにはおよそ100人が参加しました。
研究班の代表の奥山眞紀子医師は、自治体の検証は法律で義務づけられているものの保護者が認めないケースなどは検証の対象から漏れているほか、対象とした場合でも把握できる情報が限られているため、再発防止策の検討が十分行われていないなどと指摘しました。
続いて、新たな検証制度の研究を行っている溝口史剛医師は「アメリカでは捜査機関も含めた体制で死亡したすべての子どもを検証の対象としており、日本でも再発を防ぐための検証制度の法制化を急ぐべきだ」と訴えました。
厚生労働省によりますと、虐待を受けて死亡した子どもは、無理心中を除いて、おととし3月までの1年間に全国で44人に上っています。
参加した新宿区の保健師の男性は「虐待かどうか判断が難しい家庭に遭遇することは多い。すべての死亡した子どもから教訓を学び取ろうという制度は重要だと感じた」と話していました。
研究班の代表の奥山眞紀子医師は、自治体の検証は法律で義務づけられているものの保護者が認めないケースなどは検証の対象から漏れているほか、対象とした場合でも把握できる情報が限られているため、再発防止策の検討が十分行われていないなどと指摘しました。
続いて、新たな検証制度の研究を行っている溝口史剛医師は「アメリカでは捜査機関も含めた体制で死亡したすべての子どもを検証の対象としており、日本でも再発を防ぐための検証制度の法制化を急ぐべきだ」と訴えました。
厚生労働省によりますと、虐待を受けて死亡した子どもは、無理心中を除いて、おととし3月までの1年間に全国で44人に上っています。
参加した新宿区の保健師の男性は「虐待かどうか判断が難しい家庭に遭遇することは多い。すべての死亡した子どもから教訓を学び取ろうという制度は重要だと感じた」と話していました。
ソース:NHK ニュース