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日銀総裁 トランプ大統領の政策の影響「注視したい」
2017-01-31 08:43:41

日銀の黒田総裁は31日、金融政策決定会合のあとに開いた記者会見で、アメリカのトランプ政権が世界経済や金融市場に与える影響を注視する考えを示しました。
この中で、黒田総裁は、トランプ政権の政策について、「経済政策の具体的な内容は明らかになっていないが、アメリカの政策運営は、世界経済や国際金融市場に大きな影響を与えることから、その方向性や影響を注意してみていきたい」と述べました。
そのうえで、トランプ大統領が国内の産業や雇用を重視する「アメリカ第一主義」を掲げていることについては、「保護主義的な政策は、世界貿易を縮小させたり、世界経済の成長を減速させる懸念があるが、自由貿易の重要性は広く認識されているので保護主義が広がる可能性は少ないと思っている」と述べました。
また、トランプ大統領が中東やアフリカの7か国の人の入国を一時的に禁止したことなどについて、黒田総裁は「1975年から78年までワシントンでIMF=国際通貨基金に勤務していたが、アメリカは基本的に非常に自由な国で、移民がたくさんいるということは変わりない。入国管理の問題は各国の政策の問題で、金融政策の担当者が関与すべきものでないので、特別なことを申し上げるのは避けたい」と述べ、具体的な言及を避けました。
そのうえで、トランプ大統領が国内の産業や雇用を重視する「アメリカ第一主義」を掲げていることについては、「保護主義的な政策は、世界貿易を縮小させたり、世界経済の成長を減速させる懸念があるが、自由貿易の重要性は広く認識されているので保護主義が広がる可能性は少ないと思っている」と述べました。
また、トランプ大統領が中東やアフリカの7か国の人の入国を一時的に禁止したことなどについて、黒田総裁は「1975年から78年までワシントンでIMF=国際通貨基金に勤務していたが、アメリカは基本的に非常に自由な国で、移民がたくさんいるということは変わりない。入国管理の問題は各国の政策の問題で、金融政策の担当者が関与すべきものでないので、特別なことを申し上げるのは避けたい」と述べ、具体的な言及を避けました。
ソース:NHK ニュース