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音楽おんがく教室きょうしつから使用しようりょう徴収ちょうしゅうへ JASRACが方針ほうしん決定けってい

2017-02-02 09:02:48

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楽曲がっきょく著作ちょさくけん管理かんりしているJASRAC=日本にっぽん音楽おんがく著作ちょさくけん協会きょうかいが、来年らいねん以降いこう楽器がっき演奏えんそうおしえる音楽おんがく教室きょうしつから使用しようりょう徴収ちょうしゅうする方針ほうしんめました。対象たいしょうとなる教室きょうしつきゅうぜろぜろぜろか所かしょにおよび、通知つうちけた事業じぎょうしゃは「教室きょうしつでの利用りよう使用しようりょう発生はっせいするケースにはたらない」などと反発はんぱつしています。
JASRACはさんぜろぜろまんきょくえる楽曲がっきょく著作ちょさくけん管理かんりし、コンサート演奏えんそうかいなどで使つかわれた場合ばあい使用しようりょう徴収ちょうしゅうしています。これまでにカラオケ教室きょうしつやダンス教室きょうしつをはじめ、音楽おんがくおしえるカルチャーセンターなども対象たいしょうとしてきましたが、楽器がっき演奏えんそうおしえる音楽おんがく教室きょうしつについても来年らいねん1月いちがつから対象たいしょうくわえる方針ほうしんめ、先月せんげつから教室きょうしつ運営うんえいする事業じぎょうしゃ通知つうちをしているということです。

使用しようりょうは、使つかった楽曲がっきょくかず回数かいすうにかかわらず使用しようりょう支払しはらう「包括ほうかつ契約けいやく」の場合ばあい受講じゅこうりょう収入しゅうにゅう%を提案ていあんしています。

JASRACによりますと、徴収ちょうしゅう対象たいしょう事業じぎょうしゃ運営うんえいする全国ぜんこくおよそきゅうぜろぜろぜろか所かしょ教室きょうしつで、このほかおよそぜろぜろぜろか所かしょある個人こじん運営うんえい教室きょうしつからは当面とうめん徴収ちょうしゅうはしない方針ほうしんだということです。

JASRACは、今後こんご詳細しょうさい規定きていつくって、ことし7月しちがつ文化庁ぶんかちょう申請しんせいすることにしていて、「音楽おんがく教室きょうしつでの演奏えんそう著作ちょさくぶつ利用りようで、徴収ちょうしゅう対象たいしょうだとかんがえている。事業じぎょうしゃには理解りかいもとめたい」としています。

これに対にたいして事業じぎょうしゃがわは「教室きょうしつでの利用りよう使用しようりょう発生はっせいするケースにはたらない」などとして、にち連絡れんらく協議きょうぎかいげ、今後こんご対応たいおう検討けんとうする方針ほうしんです。

専門せんもんバランスわれる」

JASRACが全国ぜんこく音楽おんがく教室きょうしつからあらたに使用しようりょう徴収ちょうしゅうする方針ほうしんめたことについて、著作ちょさくけん問題もんだいくわしい福井ふくい健策けんさく弁護士べんごしは、「使用しようりょう発生はっせいするかは、教室きょうしつ生徒せいと練習れんしゅうすることが、著作ちょさくけんほうの『公衆こうしゅうかせるための演奏えんそう』にたるかどうかがポイントだ。たとえば、お客おきゃくさんに演奏えんそういてもらうケースなどはこれにてはまる。一方いっぽう音楽おんがく教室きょうしつで、生徒せいと上達じょうたつするために繰り返くりかえ練習れんしゅうすることがてはまるかというと、法律ほうりつじょう微妙びみょうなケースで、カラオケやダンスホールとはちがい、思い切おもいきったほう解釈かいしゃくをしているともかんじる」としています。

そのうえで、「かり使用しようりょう徴収ちょうしゅうするという結論けつろんになったとしても、さまざまな教室きょうしつがあるなかで、一律いちりつ割合わりあい徴収ちょうしゅうできるのか、金額きんがく適切てきせつかなど、バランスもわれてくるとおもう」とはなしていました。
ソース:NHK ニュース