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EU離脱を通知する権限を首相に 英議会下院で法案可決
2017-02-08 21:25:00

イギリスの議会下院は8日、EU=ヨーロッパ連合に離脱を通知する権限をメイ首相に与える法案を賛成多数で可決しました。上院での審議が順調に進めば、イギリス政府は来月9日に始まるEUの首脳会議で離脱を通知するものと見られています。
この法案は、EUとの離脱交渉の前に議会の承認が必要だとする最高裁判所の判断を受けて、イギリス政府が先月、議会に提出したもので、「EUに離脱を通知する権限を首相に与える」という内容です。
これまでの法案の審議では、一部の議員から反対意見が出された一方、多くの議員は国民投票の結果を尊重することを表明していました。
8日、法案の採決が行われ、賛成494票、反対122票の賛成多数で可決されました。法案はこのあと上院に送られ、イギリスのメディアは、審議が順調に進めば来月上旬にも成立する見通しで、メイ首相は来月9日から始まるEUの首脳会議で離脱を通知することを目指していると伝えています。
ただ、EUへの残留支持が多いスコットランドでは反発が根強いほか、EU域内の単一市場からの撤退など交渉の中身をめぐる本格的な議論もこれからで、メイ首相の政治手腕が問われることになります。
これまでの法案の審議では、一部の議員から反対意見が出された一方、多くの議員は国民投票の結果を尊重することを表明していました。
8日、法案の採決が行われ、賛成494票、反対122票の賛成多数で可決されました。法案はこのあと上院に送られ、イギリスのメディアは、審議が順調に進めば来月上旬にも成立する見通しで、メイ首相は来月9日から始まるEUの首脳会議で離脱を通知することを目指していると伝えています。
ただ、EUへの残留支持が多いスコットランドでは反発が根強いほか、EU域内の単一市場からの撤退など交渉の中身をめぐる本格的な議論もこれからで、メイ首相の政治手腕が問われることになります。
ソース:NHK ニュース