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イラク女性議員 米議会で講演 入国禁止の大統領令を批判
2017-02-09 05:28:02

イラクで過激派組織IS=イスラミックステートの脅威から少数派を保護する取り組みを行ってきたイラクの女性議員がアメリカ議会で講演し、「イラク国民はテロリストではない」と訴えて、アメリカへの入国を禁じたトランプ大統領による大統領令を非難しました。
この女性は、イラクで過激派組織ISの脅威から少数派のヤジディ教徒を保護する取り組みを行ってきたビアン・ダキィル議員です。
ダキィル議員は8日、アメリカ議会で講演し、アメリカの議員と人権団体の招きで本来は数日早くワシントンを訪れる予定だったものの、トランプ大統領の大統領令の影響で入国できなかったと説明しました。
そのうえで、「この大統領令でわれわれイラク国民は、テロリストと同じ立場になってしまい、非常に驚いている。『われわれはテロリストではない』とトランプ大統領に伝えたい」と述べ、大統領令を非難しました。
さらに、「イラク国民の中にはテロリストから逃れ、保護を必要としている人たちがいる。それにもかかわらず、アメリカは今、扉を閉ざそうとしている」と訴え、トランプ政権に再考を促しました。
講演に参加した議会下院の野党・民主党のトップ、ペロシ院内総務はNHKの取材に対して、「大統領令は間違っている。ダキィル議員が話したとおり、イラク国民はアメリカの友人だ」と述べ、民主党としては大統領令の撤回を目指し、全力を挙げる考えを示しました。
ダキィル議員は8日、アメリカ議会で講演し、アメリカの議員と人権団体の招きで本来は数日早くワシントンを訪れる予定だったものの、トランプ大統領の大統領令の影響で入国できなかったと説明しました。
そのうえで、「この大統領令でわれわれイラク国民は、テロリストと同じ立場になってしまい、非常に驚いている。『われわれはテロリストではない』とトランプ大統領に伝えたい」と述べ、大統領令を非難しました。
さらに、「イラク国民の中にはテロリストから逃れ、保護を必要としている人たちがいる。それにもかかわらず、アメリカは今、扉を閉ざそうとしている」と訴え、トランプ政権に再考を促しました。
講演に参加した議会下院の野党・民主党のトップ、ペロシ院内総務はNHKの取材に対して、「大統領令は間違っている。ダキィル議員が話したとおり、イラク国民はアメリカの友人だ」と述べ、民主党としては大統領令の撤回を目指し、全力を挙げる考えを示しました。
ソース:NHK ニュース