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“岐阜市は三重県に” 大手出版社の歴史の本に多くの誤り
2017-02-09 11:49:39

東京の大手出版社、KADOKAWAが先月出版した、戦国武将の織田信長とゆかりのある岐阜市について紹介する歴史の本に、岐阜市が三重県内にあるなどの誤った記述や誤字が、少なくとも30か所見つかりました。KADOKAWAは、この本1万部を回収するとともに、新たに刷り直して販売することになりました。
この本は、KADOKAWAが先月出版した、織田信長の足跡と、ゆかりのある岐阜市内の名所などを紹介した「岐阜信長 歴史読本」です。
広告料として460万円余りを出資する岐阜市が内容を確認したところ、岐阜市が三重県内にあるなどの誤った表記や、高級を意味するハイグレードの「ハイ」が廃棄物の「廃」の字になっているなどの誤った記述や誤字が、少なくとも30か所見つかりました。
これを受けて、9日に岐阜市の担当職員がKADOKAWAの担当者と面談して、この本を回収して訂正したものを改めて販売することや、岐阜市が図書館や小中学校に配布するため購入した1000冊について交換するよう申し入れました。
これに対し、KADOKAWAは、この本の初版1万部を回収するとともに、誤った記述や誤字をすべて改めたうえで、新たに刷り直して販売することを明らかにしました。
KADOKAWAビジネス・生活文化局の川金正法局長は「読者や岐阜市の方々に迷惑をかけたことをおわびし、誠意ある対応をとりたい」と話しています。
広告料として460万円余りを出資する岐阜市が内容を確認したところ、岐阜市が三重県内にあるなどの誤った表記や、高級を意味するハイグレードの「ハイ」が廃棄物の「廃」の字になっているなどの誤った記述や誤字が、少なくとも30か所見つかりました。
これを受けて、9日に岐阜市の担当職員がKADOKAWAの担当者と面談して、この本を回収して訂正したものを改めて販売することや、岐阜市が図書館や小中学校に配布するため購入した1000冊について交換するよう申し入れました。
これに対し、KADOKAWAは、この本の初版1万部を回収するとともに、誤った記述や誤字をすべて改めたうえで、新たに刷り直して販売することを明らかにしました。
KADOKAWAビジネス・生活文化局の川金正法局長は「読者や岐阜市の方々に迷惑をかけたことをおわびし、誠意ある対応をとりたい」と話しています。
「指摘した誤りが修正されていない」
この本の校正を担当した東京・新宿区の出版関連会社「ぷれす」の奥村侑生市社長は、「去年の年末にKADOKAWAから依頼を受け、ほぼすべてのページに修正すべき箇所を赤字で記して、年明けに納品したが、『廃グレード』など指摘した誤りが修正されていない。印刷の段階で本の内容のデータが入れ替わることがあるため、最終的なチェックが重要だが、そこが十分ではなかったのではないか」としています。
ソース:NHK ニュース