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トランプ大統領 首脳会談で日本の懸念払拭へ
2017-02-10 09:50:04
日本時間の11日未明にワシントンで行われる安倍総理大臣とアメリカのトランプ大統領の首脳会談について、アメリカ政府の高官は、大統領が日米同盟を重視していることを強調し、日本側の懸念を払拭(ふっしょく)する方針であることを明らかにしました。
安倍総理大臣とトランプ大統領の就任後初めてとなる首脳会談は、日本時間11日未明、ワシントンのホワイトハウスで行われます。
アメリカ政府の高官は9日、会談に臨むトランプ大統領の方針について記者団に説明を行いました。この中で高官は、沖縄県の尖閣諸島について、アメリカによる防衛義務を定めた日米安全保障条約の適用範囲であることを大統領が明確にするという見通しを明らかにするとともに、「大統領は、同盟関係がアメリカの安全保障と繁栄の中心だと考えている」と述べて、トランプ政権として日米同盟を重視していく考えを示しました。
そして、今月、マティス国防長官が日本と韓国を訪問したのはトランプ大統領の要望だったと明らかにしたうえで、トランプ大統領もマティス国防長官と同様に同盟国との連携をさらに強める姿勢を打ち出して、日本などがトランプ政権に対して抱えている懸念を払拭する考えを示しました。
トランプ政権を巡っては、同盟関係についての考え方や安全保障政策が不透明であることから同盟国の間から不安の声が上がっています。このため、トランプ大統領としては、今回の首脳会談で同盟関係を重視する姿勢を強調することで、日本やそのほかの同盟国の懸念を払拭することを目指しているものと見られます。
アメリカ政府の高官は9日、会談に臨むトランプ大統領の方針について記者団に説明を行いました。この中で高官は、沖縄県の尖閣諸島について、アメリカによる防衛義務を定めた日米安全保障条約の適用範囲であることを大統領が明確にするという見通しを明らかにするとともに、「大統領は、同盟関係がアメリカの安全保障と繁栄の中心だと考えている」と述べて、トランプ政権として日米同盟を重視していく考えを示しました。
そして、今月、マティス国防長官が日本と韓国を訪問したのはトランプ大統領の要望だったと明らかにしたうえで、トランプ大統領もマティス国防長官と同様に同盟国との連携をさらに強める姿勢を打ち出して、日本などがトランプ政権に対して抱えている懸念を払拭する考えを示しました。
トランプ政権を巡っては、同盟関係についての考え方や安全保障政策が不透明であることから同盟国の間から不安の声が上がっています。このため、トランプ大統領としては、今回の首脳会談で同盟関係を重視する姿勢を強調することで、日本やそのほかの同盟国の懸念を払拭することを目指しているものと見られます。
中国 マイナス作用起こさないよう望む
ワシントンで行われる日米首脳会談について、中国外務省の陸慷報道官は10日の記者会見で、「日米を含め、世界の各国が2国間関係を発展させることについて、中国は原則として何の文句もない。しかし、そうした関係は地域の平和と安全と繁栄に前向きな影響を与えるべきで、マイナスの作用を起こさないよう望む」と述べました。
これは、首脳会談で沖縄県の尖閣諸島を含む東シナ海や南シナ海の情勢が話し合われ、日米同盟の強化が図られることへの警戒感を示したものです。
また、陸報道官は「日本がアメリカ側と為替や貿易の問題をどのように話し合うのか関心を持って見ていく」とも述べました。アメリカのトランプ大統領が中国と日本をともに名指しして「為替を操作して通貨安を誘導し、アメリカへの輸出を増やしている」と批判していることから、中国は日米首脳会談でどのようなやり取りが行われるか注視しています。
これは、首脳会談で沖縄県の尖閣諸島を含む東シナ海や南シナ海の情勢が話し合われ、日米同盟の強化が図られることへの警戒感を示したものです。
また、陸報道官は「日本がアメリカ側と為替や貿易の問題をどのように話し合うのか関心を持って見ていく」とも述べました。アメリカのトランプ大統領が中国と日本をともに名指しして「為替を操作して通貨安を誘導し、アメリカへの輸出を増やしている」と批判していることから、中国は日米首脳会談でどのようなやり取りが行われるか注視しています。
ソース:NHK ニュース