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慶応大学に天下りか 文科省が仲介OBとメール
2017-02-13 09:49:59

文部科学省の組織的な天下り問題で、元幹部が慶応大学にも違法な疑いのある天下りをしていたことが、関係者への取材でわかりました。再就職にあたっては、文部科学省の人事課が仲介役のOBとメールでやり取りしていたということで、文部科学省の調査チームで調べを進めています。
文部科学省は、一連の天下り問題を受けて、外部の有識者を交えた調査チームを設置して、天下りの規制が強化された平成20年以降に大学などに再就職したケースが違法でないか調査を進めています。
こうした中、去年3月に退職した元幹部が、およそ2か月後に慶応大学の参事に再就職したときに、文部科学省の人事課OBからあっせんを受けていた疑いがあることが、関係者への取材でわかりました。
この人事課OBは、文部科学省の組織的な天下りを仲介していた嶋貫和男氏で、人事課の職員と元幹部の経歴などの情報をメールでやり取りしていたということです。OBはこうした情報をもとに、慶応大学の人事課に対し再就職のあっせんをしたと見られ、すでに辞任した前川前事務次官や、当時の人事課長も了承していたということです。
再就職した元幹部は、私立大学への助成金などを担当する私学助成課長などを歴任していました。慶応大学によりますと、元幹部が就任した参事というポストは、学内の経理や人事を統括する立場だということです。
一連の問題では、早稲田大学に再就職した元高等教育局長のケースをはじめ、合わせて10件が天下りのあっせんを禁じた国家公務員法に違反するとされていて、調査チームでほかにも違法なケースがないか調べを進めています。
こうした中、去年3月に退職した元幹部が、およそ2か月後に慶応大学の参事に再就職したときに、文部科学省の人事課OBからあっせんを受けていた疑いがあることが、関係者への取材でわかりました。
この人事課OBは、文部科学省の組織的な天下りを仲介していた嶋貫和男氏で、人事課の職員と元幹部の経歴などの情報をメールでやり取りしていたということです。OBはこうした情報をもとに、慶応大学の人事課に対し再就職のあっせんをしたと見られ、すでに辞任した前川前事務次官や、当時の人事課長も了承していたということです。
再就職した元幹部は、私立大学への助成金などを担当する私学助成課長などを歴任していました。慶応大学によりますと、元幹部が就任した参事というポストは、学内の経理や人事を統括する立場だということです。
一連の問題では、早稲田大学に再就職した元高等教育局長のケースをはじめ、合わせて10件が天下りのあっせんを禁じた国家公務員法に違反するとされていて、調査チームでほかにも違法なケースがないか調べを進めています。
ソース:NHK ニュース