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インターンシップ 企業の6割余りが実施
2017-02-15 08:40:15
来年卒業する大学3年生などを対象にインターンシップを行った企業の割合は、前の年の同じ時期を上回る6割余りに上ることが、人材サービス会社の調査でわかりました。
調査は、人材サービス会社のリクルートキャリアが去年12月からことし1月にかけて行い、1229社から回答を得ました。
それによりますと、新卒採用を行っている企業のうち、今年度大学3年生などを対象に仕事を体験してもらうインターンシップを行った企業は、64.9%に上り、前の年度の同じ時期を9.4ポイント上回りました。
1回当たりの期間は、「1日」が37.9%と最も多く、次いで「3日以上1週間未満」が27.1%などとなっていて、短い期間に行う傾向が強まっているということです。
リクルートキャリア就職みらい研究所の岡崎仁美所長は、ことしも企業の採用意欲が高く、「売手市場」になるとしたうえで、「中小企業を含めてインターンを実施する企業のすそ野が広がっている。業界や職種を理解してもらい就職先として視野に入れてもらうため重要性が増している」と分析しています。
それによりますと、新卒採用を行っている企業のうち、今年度大学3年生などを対象に仕事を体験してもらうインターンシップを行った企業は、64.9%に上り、前の年度の同じ時期を9.4ポイント上回りました。
1回当たりの期間は、「1日」が37.9%と最も多く、次いで「3日以上1週間未満」が27.1%などとなっていて、短い期間に行う傾向が強まっているということです。
リクルートキャリア就職みらい研究所の岡崎仁美所長は、ことしも企業の採用意欲が高く、「売手市場」になるとしたうえで、「中小企業を含めてインターンを実施する企業のすそ野が広がっている。業界や職種を理解してもらい就職先として視野に入れてもらうため重要性が増している」と分析しています。
採用担当者の体験できる企業も
東京・渋谷区の中古トラックの販売会社は、売手市場が続く中、業界に興味のない学生にも来てもらおうと、今後の就職活動に役立つという触れ込みでインターンシップを行っています。
ことし初めてインターンシップを実施したこの会社では、学生に人事の採用担当者の役割を体験してもらっています。採用担当者の目線で仕事を体験できるので、今後の就職活動に役立つという触れ込みで、ほかの業界を志望している学生も参加しました。
学生たちは、この会社の若手社員から仕事の内容などを聞いたあと、採用担当者になったつもりで模擬面接を行っていました。
マスコミ業界が志望だという3年生の女子大学生は「ほかの会社のインターンシップにはない内容なので参加しました。会社の雰囲気もよくわかったし、今後もおもしろいインターンシップには参加したい」と話していました。
この会社の宮田知典取締役は「昔に比べて大手企業を志望する学生が増えている。インターンシップで会社のカラーやビジョンを知ってもらい、社風に納得してもらえる人に来てもらいたい」と話していました。
ことし初めてインターンシップを実施したこの会社では、学生に人事の採用担当者の役割を体験してもらっています。採用担当者の目線で仕事を体験できるので、今後の就職活動に役立つという触れ込みで、ほかの業界を志望している学生も参加しました。
学生たちは、この会社の若手社員から仕事の内容などを聞いたあと、採用担当者になったつもりで模擬面接を行っていました。
マスコミ業界が志望だという3年生の女子大学生は「ほかの会社のインターンシップにはない内容なので参加しました。会社の雰囲気もよくわかったし、今後もおもしろいインターンシップには参加したい」と話していました。
この会社の宮田知典取締役は「昔に比べて大手企業を志望する学生が増えている。インターンシップで会社のカラーやビジョンを知ってもらい、社風に納得してもらえる人に来てもらいたい」と話していました。
学生の反応は
就職説明会の解禁日となる3月1日を前に、多くの企業はインターンシップを行って学生と接触しようとしています。
東京・千代田区の法政大学には、去年12月以降、前の年の1.7倍に当たる700社を超える企業からインターンシップの案内があり、学生の動きも活発になっています。
今月だけで3社のインターンシップに参加するという3年生の女子学生は「かなりハードなスケジュールですが、企業や自分のやりたいことを知るためにもインターンシップは重要だと思います」と話していました。一方、3年生の男子学生は「企業によってはインターンシップに参加するにも適性検査やエントリーシートが必要で、落ちてしまったりしているので厳しい状況です。友達で内定が決まったという話も聞くので焦ります」と話していました。
東京・千代田区の法政大学には、去年12月以降、前の年の1.7倍に当たる700社を超える企業からインターンシップの案内があり、学生の動きも活発になっています。
今月だけで3社のインターンシップに参加するという3年生の女子学生は「かなりハードなスケジュールですが、企業や自分のやりたいことを知るためにもインターンシップは重要だと思います」と話していました。一方、3年生の男子学生は「企業によってはインターンシップに参加するにも適性検査やエントリーシートが必要で、落ちてしまったりしているので厳しい状況です。友達で内定が決まったという話も聞くので焦ります」と話していました。
ソース:NHK ニュース