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ジョンナム氏殺害 北朝鮮国籍の男4人関与か すでに帰国
2017-02-19 19:43:02

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の兄、キム・ジョンナム(金正男)氏がマレーシアで殺害された事件で、現地の警察は19日、事件に関与した疑いがある北朝鮮国籍の男4人を新たに特定したと発表しました。北朝鮮の工作機関の関与が最大の焦点となっていますが、4人はすでに出国していて捜査は難航が予想されます。
この事件は今月13日、マレーシアの首都クアラルンプールでキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の兄、キム・ジョンナム氏が殺害されたもので、殺人事件として捜査しているマレーシアの警察は、これまでに事件に関わったとして、インドネシア人の女と、ベトナム人の女、それに北朝鮮国籍の男1人を拘束して調べています。
警察は、19日、初めて記者会見を開き、事件に関与した疑いで新たに30代から50代の北朝鮮国籍の男4人を特定し、行方を捜査していることを明らかにしました。4人はいずれも、キム・ジョンナム氏がマレーシアに入国した今月6日の前後に入国し、事件当日の今月13日に国外に逃れたということですが、地元のメディアは、警察の話として4人が中東のドバイなど3つの都市を経由し、今月17日に北朝鮮に帰国したと伝えています。
地元メディアは捜査をかく乱するためあえて長い時間をかけて帰国したのではないかとの見方を伝えるなど、周到に計画された組織的な犯行だった疑いが強まっています。このため、北朝鮮の工作機関の関与が最大の焦点となっていますが、4人はすでに国外に逃れていて、捜査は難航が予想されます。
警察は、19日、初めて記者会見を開き、事件に関与した疑いで新たに30代から50代の北朝鮮国籍の男4人を特定し、行方を捜査していることを明らかにしました。4人はいずれも、キム・ジョンナム氏がマレーシアに入国した今月6日の前後に入国し、事件当日の今月13日に国外に逃れたということですが、地元のメディアは、警察の話として4人が中東のドバイなど3つの都市を経由し、今月17日に北朝鮮に帰国したと伝えています。
地元メディアは捜査をかく乱するためあえて長い時間をかけて帰国したのではないかとの見方を伝えるなど、周到に計画された組織的な犯行だった疑いが強まっています。このため、北朝鮮の工作機関の関与が最大の焦点となっていますが、4人はすでに国外に逃れていて、捜査は難航が予想されます。
インドネシア人容疑者「日本のいたずら番組に出演する」
事件に関与した疑いで拘束されたインドネシア人のシティ・アイシャ容疑者は事件前、親族に対して「日本のいたずら番組に出演する」などと話していたことがわかりました。
シティ容疑者の実家で暮らしている義理の姉によりますと、シティ容疑者は先月22日に実家を訪れた際、「日本人から他人にいたずらをする番組に出演するよう依頼を受けている。番組は日本のテレビでだけ放送される」と話していたということです。
また、いたずらの内容については、後ろから他人の手を引っ張ってほおをさわったり、手にチリソースをかけて驚かせるもので、これまでにもインドネシアの首都ジャカルタやマレーシアで撮影したことがあると話していたということです。
ただ、シティ容疑者は撮影した映像を一度も見せてもらったことがないと話していたということです。シティ容疑者の母親は「娘は無実です。ジョコ大統領が娘を解放してくれることを願っています」と話していました。
シティ容疑者の実家で暮らしている義理の姉によりますと、シティ容疑者は先月22日に実家を訪れた際、「日本人から他人にいたずらをする番組に出演するよう依頼を受けている。番組は日本のテレビでだけ放送される」と話していたということです。
また、いたずらの内容については、後ろから他人の手を引っ張ってほおをさわったり、手にチリソースをかけて驚かせるもので、これまでにもインドネシアの首都ジャカルタやマレーシアで撮影したことがあると話していたということです。
ただ、シティ容疑者は撮影した映像を一度も見せてもらったことがないと話していたということです。シティ容疑者の母親は「娘は無実です。ジョコ大統領が娘を解放してくれることを願っています」と話していました。
ソース:NHK ニュース