Show Furigana
関西 3つの地方銀行が経営統合を検討
2017-02-20 06:51:21

三井住友フィナンシャルグループの傘下にある「関西アーバン銀行」と「みなと銀行」、それに、りそなホールディングスの傘下にある「近畿大阪銀行」のいずれも関西に基盤を置く3つの地方銀行が、持ち株会社のもとで経営統合する方向で、検討に入ったことがわかりました。
経営統合を検討している3行のうち、大阪に本店を置く「関西アーバン銀行」と神戸市の「みなと銀行」は、三井住友フィナンシャルグループの傘下にあり、一方、大阪の「近畿大阪銀行」は、りそなホールディングスの完全子会社です。
関係者によりますと、3行は、りそなが過半数を出資して、三井住友とりそなが共同で設立する持ち株会社の傘下に入る形で経営統合する方向で検討しています。実現すれば、金融グループの枠を越えた再編となり、総資産が11兆円を超える関西で最大規模の地方銀行グループが誕生することになります。
地方銀行の経営環境は、人口の減少に伴う市場の縮小に加えて、日銀のマイナス金利政策の影響で貸し出し金利が低下し、利ざやが縮小したことなどから厳しさを増しています。
3行は統合によって、経営規模の拡大や業務の効率化を進めて収益力を高める狙いがあるものと見られます。
地方銀行では、先月、いずれも三重県に本店を置く「三重銀行」と「第三銀行」が経営統合を検討していることが明らかになるなど、再編を模索する動きが広がっています。
関係者によりますと、3行は、りそなが過半数を出資して、三井住友とりそなが共同で設立する持ち株会社の傘下に入る形で経営統合する方向で検討しています。実現すれば、金融グループの枠を越えた再編となり、総資産が11兆円を超える関西で最大規模の地方銀行グループが誕生することになります。
地方銀行の経営環境は、人口の減少に伴う市場の縮小に加えて、日銀のマイナス金利政策の影響で貸し出し金利が低下し、利ざやが縮小したことなどから厳しさを増しています。
3行は統合によって、経営規模の拡大や業務の効率化を進めて収益力を高める狙いがあるものと見られます。
地方銀行では、先月、いずれも三重県に本店を置く「三重銀行」と「第三銀行」が経営統合を検討していることが明らかになるなど、再編を模索する動きが広がっています。
関西アーバン銀行
大阪市に本店を置く「関西アーバン銀行」は、平成16年に、いずれも大阪を拠点とする関西銀行と関西さわやか銀行が合併して誕生し、その後、平成22年には滋賀県のびわこ銀行を吸収合併して、規模を拡大しています。
株式の49%を三井住友銀行が保有し、三井住友フィナンシャルグループ全体では、およそ60%を保有しています。
去年9月末の時点で総資産は4兆5187億円。従業員はおよそ2700人で、大阪府を中心に138店舗を展開しています。
また、預金残高はおよそ4兆円。貸出金はおよそ3兆7800億円です。
株式の49%を三井住友銀行が保有し、三井住友フィナンシャルグループ全体では、およそ60%を保有しています。
去年9月末の時点で総資産は4兆5187億円。従業員はおよそ2700人で、大阪府を中心に138店舗を展開しています。
また、預金残高はおよそ4兆円。貸出金はおよそ3兆7800億円です。
みなと銀行
神戸市に本店を置く「みなと銀行」は、平成11年に、当時の阪神銀行が、経営破綻したみどり銀行を救済合併して発足した兵庫県最大手の地方銀行です。
三井住友銀行が株式の44%を保有し、筆頭株主となっています。
去年9月末の時点で総資産は3兆5103億円。従業員はおよそ2200人で、兵庫県を中心に105店舗を展開しています。
預金残高はおよそ3兆1200億円、貸出金はおよそ2兆4800億円です。
三井住友銀行が株式の44%を保有し、筆頭株主となっています。
去年9月末の時点で総資産は3兆5103億円。従業員はおよそ2200人で、兵庫県を中心に105店舗を展開しています。
預金残高はおよそ3兆1200億円、貸出金はおよそ2兆4800億円です。
近畿大阪銀行
「近畿大阪銀行」は、大阪市に本店を置く地方銀行で、平成12年に近畿銀行と大阪銀行が合併して誕生しました。
現在は、りそなホールディングスがすべての株式を保有しています。
去年9月末の時点で総資産は3兆5809億円で大阪府内を中心に120店舗を展開しています。
預金残高はおよそ3兆2200億円、貸出金はおよそ2兆4200億円です。
現在は、りそなホールディングスがすべての株式を保有しています。
去年9月末の時点で総資産は3兆5809億円で大阪府内を中心に120店舗を展開しています。
預金残高はおよそ3兆2200億円、貸出金はおよそ2兆4200億円です。
ソース:NHK ニュース