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南スーダンの一部で「飢きん」 国連が緊急声明
2017-02-20 22:13:59

3年前に武力衝突が起きて以降、食糧危機が最悪の水準となっている、アフリカの南スーダンについて、国連は、国民の半数近くに当たる490万人が食糧不足に直面し、一部の地域では「飢きん」が発生しているとして、緊急の声明を出し、紛争当事者に支援活動を妨害しないよう強く求めています。
WFP=世界食糧計画など国連の3つの機関は20日、南スーダンについて緊急の共同声明を発表しました。
それによりますと、南スーダンでは、3年前に政府軍と反政府勢力の間で武力衝突が起きて以降、食糧危機が最悪の水準となり、国民の半数近くに当たる490万人が食糧不足に直面しています。
また、激しい衝突が繰り返されてきた北部ユニティ州の一部地域では、すでに「飢きん」が発生しているとしています。国連によりますと、「飢きん」は飢餓の深刻度を示す国際的な指標で最も深刻な段階で、人口当たりの死亡者数が一定の割合を超えるなど危機的な事態を指します。南スーダンでは、各地で武力衝突が繰り返され、経済状況も悪化し、飢きんのさらなる拡大が懸念されています。
国連は「この飢きんは人災によって引き起こされている。私たちは全力で支援活動を行っているが、平和と安全が確保されないかぎり、支援には限界がある」として、紛争当事者に支援活動を妨害しないよう強く求めるとともに、国際社会に一層の支援を呼びかけています。
それによりますと、南スーダンでは、3年前に政府軍と反政府勢力の間で武力衝突が起きて以降、食糧危機が最悪の水準となり、国民の半数近くに当たる490万人が食糧不足に直面しています。
また、激しい衝突が繰り返されてきた北部ユニティ州の一部地域では、すでに「飢きん」が発生しているとしています。国連によりますと、「飢きん」は飢餓の深刻度を示す国際的な指標で最も深刻な段階で、人口当たりの死亡者数が一定の割合を超えるなど危機的な事態を指します。南スーダンでは、各地で武力衝突が繰り返され、経済状況も悪化し、飢きんのさらなる拡大が懸念されています。
国連は「この飢きんは人災によって引き起こされている。私たちは全力で支援活動を行っているが、平和と安全が確保されないかぎり、支援には限界がある」として、紛争当事者に支援活動を妨害しないよう強く求めるとともに、国際社会に一層の支援を呼びかけています。
ソース:NHK ニュース