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袴田事件の弁護団 「違法な取り調べ」録音テープ公開
2017-02-25 08:12:30

昭和41年に静岡県で起きた、いわゆる「袴田事件」で、再審、裁判のやり直しを求めている袴田巌さんを支援する集会が東京都内で開かれ、弁護団が、違法な取り調べが行われていたとして、当時の録音テープを公開しました。
昭和41年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で、死刑が確定していた袴田巌さん(80)は、静岡地方裁判所で再審、裁判のやり直しが認められ、釈放されましたが、検察が抗告したため、東京高等裁判所で審理が続いています。
静岡地裁の決定から来月で3年になるのを前に、東京・文京区で支援者の集会が開かれ、西嶋勝彦弁護団長が、警察が違法な取り調べを行っていたことが、おととし開示された録音テープで裏付けられたとして、音声を公開しました。
この中で、袴田さんがトイレに行きたいと申し出たのに対して、警察官が「便器もらってきて。ここでやらせればいいから」と言って拒否したうえに、「間違いないんだろ?袴田。返事をしなきゃだめじゃないか」などと迫る様子が記録されていました。
袴田さんが自白したのはこの2日後だったということで、西嶋弁護団長は「拷問的な取り調べで、犯罪にあたる」と訴えました。
袴田さんの姉のひで子さんは「相当ひどい目に遭わされたと思います。再審の道が開けると信じています」と話していました。
静岡地裁の決定から来月で3年になるのを前に、東京・文京区で支援者の集会が開かれ、西嶋勝彦弁護団長が、警察が違法な取り調べを行っていたことが、おととし開示された録音テープで裏付けられたとして、音声を公開しました。
この中で、袴田さんがトイレに行きたいと申し出たのに対して、警察官が「便器もらってきて。ここでやらせればいいから」と言って拒否したうえに、「間違いないんだろ?袴田。返事をしなきゃだめじゃないか」などと迫る様子が記録されていました。
袴田さんが自白したのはこの2日後だったということで、西嶋弁護団長は「拷問的な取り調べで、犯罪にあたる」と訴えました。
袴田さんの姉のひで子さんは「相当ひどい目に遭わされたと思います。再審の道が開けると信じています」と話していました。
ソース:NHK ニュース