韓国かんこく外相がいしょう 北朝鮮きたちょうせんの国連こくれん加盟かめい国こく権利けんりの一時いちじ停止ていし検討けんとうを

韓国かんこくのユン・ビョンセ（尹いん炳世よ）外相がいしょうは、北朝鮮きたちょうせんのキム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう委員いいん長ちょうの兄あにキム・ジョンナム（金きむ正男まさお）氏しが殺害さつがいされた事件じけんについて、猛毒もうどくのＶＸが使つかわれたことから北朝鮮きたちょうせんが化学かがく兵器へいきを使つかう意思いしがあることが示しめされたとして、国連こくれん加盟かめい国こくとしての権利けんりを一時いちじ停止ていしすることも検討けんとうすべきだと強調きょうちょうしました。

韓国かんこくのユン・ビョンセ外相がいしょうは２月にがつ２に８はち日にち、スイスのジュネーブで開ひらかれている軍縮ぐんしゅく会議かいぎで声明せいめいを読み上よみあげ、北朝鮮きたちょうせんのキム・ジョンウン朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう委員いいん長ちょうの兄あにキム・ジョンナム氏しが殺害さつがいされた事件じけんについて触ふれました。

その中なかで、ユン外相がいしょうは、事件じけんは北朝鮮きたちょうせんによる猛毒もうどくのＶＸを使つかった暗殺あんさつだと強つよく非難ひなんしたうえで、「北きたが化学かがく兵器へいきを保有ほゆうしていて実際じっさいに使つかう意思いしがあることが世界せかいに示しめされた」と指摘してきしました。そのうえで、北朝鮮きたちょうせんの核かく実験じっけんや弾道だんどうミサイルの発射はっしゃを挙あげ、「北きたは国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの決議けつぎなど数すう多おおくの国際こくさい的てきなルールを破やぶってきた。責任せきにんを取とらせなければならない」と述のべ、北朝鮮きたちょうせんの国連こくれん加盟かめい国こくとしての権利けんりを一時いちじ停止ていしすることも検討けんとうすべきだと強調きょうちょうしました。

また、ユン外相がいしょうは今回こんかいの事件じけんについて、マレーシア政府せいふの最終さいしゅう的てきな報告ほうこくを基もとに国連こくれん安保理あんぽりなどで議論ぎろんするべきだと呼よびかけました。

これに対にたいし、北朝鮮きたちょうせんの代表だいひょうは「卑劣ひれつかつ無責任むせきにんな発言はつげんだ。そのすべてに強つよく反対はんたいする。軍縮ぐんしゅく会議かいぎは国連こくれん加盟かめいの権利けんりを議論ぎろんするところではない」と述のべ、激はげしく反論はんろんしました。

ソース：NHK ニュース