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広島で被爆の少女の折り鶴 原爆投下の爆撃機訓練の地へ
2017-03-02 19:20:02

幼いときに広島で被爆して、12歳で亡くなり、平和公園にある「原爆の子の像」のモデルになった、佐々木禎子さんが病床で折った折り鶴が、ことし8月の原爆の日に、原爆を投下した爆撃機のゆかりの地にある、アメリカの博物館に寄贈されることになりました。
「原爆の子の像」のモデル、佐々木禎子さんは、2歳のときに広島で被爆したあと、白血病を発症し、回復を祈って折り鶴を折り続けながら、12歳で亡くなりました。
遺品の折り鶴は広島市の原爆資料館に展示されていて、去年5月、アメリカのオバマ前大統領が原爆資料館を視察した際に、みずからが折った折り鶴を寄贈したことでも注目されました。
この遺品の折り鶴の1羽が、ことし8月の「広島原爆の日」に、原爆を投下した爆撃機「エノラ・ゲイ」が訓練を重ねた、アメリカ・ユタ州にあるウェンドーバー空軍基地の跡地にある博物館に寄贈されることになりました。
禎子さんのおいの佐々木祐滋さんが、折り鶴を通して平和の大切さを世界に訴える活動を続けていて、この活動を知った、元アメリカ空軍の大佐で、ハワイ日米協会の名誉会長のエドウィン・ホーキンスさんが博物館側に働きかけたことで、実現したということです。
寄贈式は、原爆投下から72年となる、日本時間のことし8月6日に行われる予定です。
禎子さんの折り鶴は、これまでに国内外の博物館など13か所に寄贈されています。
佐々木さんは「どちらの国がいいとか悪いではなく、戦争が悪だというメッセージを、アメリカと一緒に発信したい。折り鶴が、世界の子どもたちに同じ道を歩ませないという思いのつなぎ役になってほしい」と話しています。
博物館のジム・ピーターソン館長は、ホーキンスさんを通じて「平和や和解の象徴として折り鶴が届くことはすばらしい。子どもたちをはじめ、多くの人に見てほしい」というコメントを寄せました。
遺品の折り鶴は広島市の原爆資料館に展示されていて、去年5月、アメリカのオバマ前大統領が原爆資料館を視察した際に、みずからが折った折り鶴を寄贈したことでも注目されました。
この遺品の折り鶴の1羽が、ことし8月の「広島原爆の日」に、原爆を投下した爆撃機「エノラ・ゲイ」が訓練を重ねた、アメリカ・ユタ州にあるウェンドーバー空軍基地の跡地にある博物館に寄贈されることになりました。
禎子さんのおいの佐々木祐滋さんが、折り鶴を通して平和の大切さを世界に訴える活動を続けていて、この活動を知った、元アメリカ空軍の大佐で、ハワイ日米協会の名誉会長のエドウィン・ホーキンスさんが博物館側に働きかけたことで、実現したということです。
寄贈式は、原爆投下から72年となる、日本時間のことし8月6日に行われる予定です。
禎子さんの折り鶴は、これまでに国内外の博物館など13か所に寄贈されています。
佐々木さんは「どちらの国がいいとか悪いではなく、戦争が悪だというメッセージを、アメリカと一緒に発信したい。折り鶴が、世界の子どもたちに同じ道を歩ませないという思いのつなぎ役になってほしい」と話しています。
博物館のジム・ピーターソン館長は、ホーキンスさんを通じて「平和や和解の象徴として折り鶴が届くことはすばらしい。子どもたちをはじめ、多くの人に見てほしい」というコメントを寄せました。
ソース:NHK ニュース