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「壁」を一望 “世界一眺めの悪い”ホテル パレスチナに開業
2017-03-04 21:13:40

イギリスの覆面アーティスト、バンクシーがパレスチナ暫定自治区に突如、ホテルを開業し、パレスチナ人を隔離するためイスラエルが建設した「壁」を客室から一望できる、「世界一の眺めの悪さ」をうたって注目されています。
パレスチナ暫定自治区のベツレヘムに突如、開業したこのホテルは、神出鬼没、正体不明の覆面アーティスト、バンクシーが14か月かけて秘密裏に準備してきました。
有名な高級ホテルの名前に「壁に隔てられた」を意味する英語をひっかけて、「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」と名付けられています。
ホテルがあるのは、イスラエルがパレスチナ人を隔離するため建設した「壁」のすぐ脇で、客室からはうねるように連なるコンクリートの壁や、イスラエル軍の監視塔が一望できることから、「世界一眺めの悪いホテル」をうたっています。
ホテルの内部はバンクシーの作品で飾られていて、客室のひとつには、イスラエル兵とパレスチナ人が「まくら投げ」をしている壁画が描かれているほか、催涙弾のガスに口元を押さえる人物の胸像なども置かれています。
バンクシーはこれまでも、この「壁」を題材に多くの風刺画を描いています。
ふだんはメディアの取材を受けないバンクシーですが、イギリスのテレビ局、チャンネル4は「最近、壁がアツいでしょう。でも、私はトランプが流行(はや)らせる前から注目してたんだ」という本人の発言を伝えています。
有名な高級ホテルの名前に「壁に隔てられた」を意味する英語をひっかけて、「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」と名付けられています。
ホテルがあるのは、イスラエルがパレスチナ人を隔離するため建設した「壁」のすぐ脇で、客室からはうねるように連なるコンクリートの壁や、イスラエル軍の監視塔が一望できることから、「世界一眺めの悪いホテル」をうたっています。
ホテルの内部はバンクシーの作品で飾られていて、客室のひとつには、イスラエル兵とパレスチナ人が「まくら投げ」をしている壁画が描かれているほか、催涙弾のガスに口元を押さえる人物の胸像なども置かれています。
バンクシーはこれまでも、この「壁」を題材に多くの風刺画を描いています。
ふだんはメディアの取材を受けないバンクシーですが、イギリスのテレビ局、チャンネル4は「最近、壁がアツいでしょう。でも、私はトランプが流行(はや)らせる前から注目してたんだ」という本人の発言を伝えています。
ソース:NHK ニュース