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特別養護老人ホーム 4分の1に空き 人手不足などで
2017-03-06 03:38:13

国が整備を進め、多くの高齢者が入居を待っている特別養護老人ホームについて、民間のシンクタンクが調査したところ、介護職員の不足などによって、全国のおよそ4分の1の施設でベッドに空きがあることがわかりました。
国が全国の自治体に財政支援を行って整備している特別養護老人ホームは、比較的低額で利用できるため、全国で52万人余りの高齢者が入居を待っているとされています。
民間のシンクタンク「みずほ情報総研」は、開設して10年以内の全国の特別養護老人ホームの運営状況について、国の助成を受けて調査をおこない、1151施設のうち48%にあたる550施設から回答を得ました。
それによりますと、去年11月時点で「ベッドに空きがある」と答えたのは全体の4分の1にあたる26%、143施設に上りました。特に、政令指定都市と特別区では31%の施設に空きが出ていて、そのほかの都市を7ポイント上回っています。
また、空きがある理由について複数回答で聞いたことろ、介護職員が確保できないなど、「サービスが十分に提供できないため」が半数以上の52%、「入居者が少ないため」が38%となっていました。
特別養護老人ホームの空きベッドについて公的な調査は初めてで、今後の施設の整備計画や介護職員の確保対策にも影響を及ぼすものと見られます。
民間のシンクタンク「みずほ情報総研」は、開設して10年以内の全国の特別養護老人ホームの運営状況について、国の助成を受けて調査をおこない、1151施設のうち48%にあたる550施設から回答を得ました。
それによりますと、去年11月時点で「ベッドに空きがある」と答えたのは全体の4分の1にあたる26%、143施設に上りました。特に、政令指定都市と特別区では31%の施設に空きが出ていて、そのほかの都市を7ポイント上回っています。
また、空きがある理由について複数回答で聞いたことろ、介護職員が確保できないなど、「サービスが十分に提供できないため」が半数以上の52%、「入居者が少ないため」が38%となっていました。
特別養護老人ホームの空きベッドについて公的な調査は初めてで、今後の施設の整備計画や介護職員の確保対策にも影響を及ぼすものと見られます。
ソース:NHK ニュース