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一時保管の汚染土 環境省が処分基準を作成へ
2017-03-06 21:19:57

6年前の原発事故のあとに行われた除染で、関東と東北の7つの県では、公園や校庭などの地面から取り除かれた土が地下や仮置き場に一時保管される状態が今も続いています。土の量は合わせておよそ32万立方メートルに上るということで、環境省は、来年度、処分に関する基準を作り、各自治体に処分を進めるよう働きかけることにしています。
東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、関東と東北では、生活空間の放射線量が年間1ミリシーベルトを超えた地域について、自治体が公園や校庭、公共施設を中心に地面の土を取り除く除染を行いました。
環境省によりますと、取り除かれた土には放射性物質が含まれていることから、福島県では、現在建設中の中間貯蔵施設で処分される予定です。
しかし、このほかの栃木、千葉、茨城、宮城、岩手、埼玉、それに群馬の7つの県では処分に関する国の基準がないため、除染が行われた場所の地下に埋めたり、仮置き場に置いたりして、一時保管される状態が今も続いていて、その量は合わせておよそ32万2000立方メートルに上るということです。
一時保管されている場所のうち、モニタリングポストがあるおよそ100か所の空間の放射線量は、いずれも国の基準を下回っているほか、40か所余りの仮置き場で行われている地下水の検査でも放射性物質は検出されていないということで、環境省は「健康に影響が出る状態ではない」としています。
ただ、大雨で保管場所の周辺に土が流れ出す可能性があることなどから、環境省は、来年度、処分に関する基準を作り、各自治体に適切に処分を進めるよう働きかけることにしています。
環境省によりますと、取り除かれた土には放射性物質が含まれていることから、福島県では、現在建設中の中間貯蔵施設で処分される予定です。
しかし、このほかの栃木、千葉、茨城、宮城、岩手、埼玉、それに群馬の7つの県では処分に関する国の基準がないため、除染が行われた場所の地下に埋めたり、仮置き場に置いたりして、一時保管される状態が今も続いていて、その量は合わせておよそ32万2000立方メートルに上るということです。
一時保管されている場所のうち、モニタリングポストがあるおよそ100か所の空間の放射線量は、いずれも国の基準を下回っているほか、40か所余りの仮置き場で行われている地下水の検査でも放射性物質は検出されていないということで、環境省は「健康に影響が出る状態ではない」としています。
ただ、大雨で保管場所の周辺に土が流れ出す可能性があることなどから、環境省は、来年度、処分に関する基準を作り、各自治体に適切に処分を進めるよう働きかけることにしています。
ソース:NHK ニュース