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クールジャパン機構 ファッションブランドの海外展開支援へ
2017-03-08 16:28:30

日本の商品やサービスなどの海外展開を支援する官民ファンドのクールジャパン機構は、地方の繊維関連企業と連携したファッションブランドと合弁会社を設立し、海外展開を後押しすることで繊維産業の支援につなげる方針を固めました。
関係者によりますと、官民ファンドのクールジャパン機構は、ファッションブランド、「45R」を展開する東京のアパレルメーカーと海外事業を進める合弁会社を来月をめどに設立し、最大で8億2000万円を出資する方針を固めました。
このメーカーは、地方の繊維関連企業と連携し、藍染めの技術などを生かした高価格帯のブラウスやジーンズといった衣料品を製造・販売し、アメリカやフランスなどに16店舗を展開していて、アメリカの駐日大使だったキャロライン・ケネディ氏も顧客の1人だということです。
今回の出資を受けて、このメーカーは、イギリスに初進出するなど今後3年間でアメリカやヨーロッパに7店舗の直営店をオープンさせる計画です。
また、クールジャパン機構としてはブランドの海外展開を後押しすることでブランドを支える地方の繊維産業の支援につなげたい考えです。
4年前に設立されたクールジャパン機構は、日本の商品やサービスの海外展開を支援していますが、ファッションの分野で投資を行うのは初めてです。
このメーカーは、地方の繊維関連企業と連携し、藍染めの技術などを生かした高価格帯のブラウスやジーンズといった衣料品を製造・販売し、アメリカやフランスなどに16店舗を展開していて、アメリカの駐日大使だったキャロライン・ケネディ氏も顧客の1人だということです。
今回の出資を受けて、このメーカーは、イギリスに初進出するなど今後3年間でアメリカやヨーロッパに7店舗の直営店をオープンさせる計画です。
また、クールジャパン機構としてはブランドの海外展開を後押しすることでブランドを支える地方の繊維産業の支援につなげたい考えです。
4年前に設立されたクールジャパン機構は、日本の商品やサービスの海外展開を支援していますが、ファッションの分野で投資を行うのは初めてです。
繊維関連企業から期待の声
クールジャパン機構が支援の方針を固めたファッションブランドの45Rは、素材から縫製に至るまで全国のおよそ50の繊維関連企業の技術力に支えられています。
このうち、名古屋市にある竹田嘉兵衛商店は、およそ400年前に創業した有松絞りの老舗です。しかし、着物の需要の落ち込みが続き、ピーク時に18億円あった売り上げは、半分以下となっています。このため、洋服や小物などの製作にも力を入れていて、45R向けには地元の職人の協力を得ながら、ブラウスやTシャツの素材として、藍で染めた糸や生地などを供給しています。
8代目の竹田嘉兵衛会長は、「絞りや藍染めといった日本の技法を高く評価してくれる外国の人も多い。海外にどんどん売っていただければ、われわれも職人さんに仕事を出せるので、有松絞りも盛り返していけるのではないかと期待している」と話していました。
このうち、名古屋市にある竹田嘉兵衛商店は、およそ400年前に創業した有松絞りの老舗です。しかし、着物の需要の落ち込みが続き、ピーク時に18億円あった売り上げは、半分以下となっています。このため、洋服や小物などの製作にも力を入れていて、45R向けには地元の職人の協力を得ながら、ブラウスやTシャツの素材として、藍で染めた糸や生地などを供給しています。
8代目の竹田嘉兵衛会長は、「絞りや藍染めといった日本の技法を高く評価してくれる外国の人も多い。海外にどんどん売っていただければ、われわれも職人さんに仕事を出せるので、有松絞りも盛り返していけるのではないかと期待している」と話していました。
ソース:NHK ニュース