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パク前大統領 事件への関与否定 保守派の反発続くか
2017-03-12 19:03:43

韓国の憲法裁判所の決定で罷免された、パク・クネ(朴槿恵)前大統領は12日夜、大統領府を去り、「真実は必ず明らかになる」として一連の事件への関与を改めて否定したことから、今後も、パク氏を支持する保守派の人たちの反発は続きそうです。
韓国のパク前大統領は一連の事件をめぐって、今月10日に憲法裁判所の決定によって罷免されたため、12日夜、大統領府を去り、ソウル市内の自宅へと移りました。
自宅に到着したパク氏は、みずからが所属する保守系の「自由韓国党」の議員を通じてコメントを出し、「与えられた大統領の使命を完結させることができず、申し訳なく思う。すべての結果は自分が負っていく。時間はかかるだろうが、真実は必ず明らかになると信じている」と述べました。
韓国国内では、罷免の是非をめぐる意見の対立を鎮めるためにも、パク氏が憲法裁判所の決定を受け入れると表明すべきだという声が広がっていましたが、パク氏のコメントは事件への関与を改めて否定し、決定に承服していないことを示す内容だったため、今後も保守派の人たちの反発は続きそうです。
また、事件に関する捜査をめぐっては、検察が早ければ、今週中にも財閥からの収賄の疑いなどで、パク氏に対する取り調べに乗り出すという見方がある一方、5月上旬までに行われる大統領選挙に影響を及ぼすのを避けるため、選挙後になるという見方も出ています。
ただ、時期がいつになるにしても、パク氏は検察に対しても、全面的に容疑を否認するものと見られ、最終的には裁判で徹底的に争う展開になるという見通しが強まっています。
自宅に到着したパク氏は、みずからが所属する保守系の「自由韓国党」の議員を通じてコメントを出し、「与えられた大統領の使命を完結させることができず、申し訳なく思う。すべての結果は自分が負っていく。時間はかかるだろうが、真実は必ず明らかになると信じている」と述べました。
韓国国内では、罷免の是非をめぐる意見の対立を鎮めるためにも、パク氏が憲法裁判所の決定を受け入れると表明すべきだという声が広がっていましたが、パク氏のコメントは事件への関与を改めて否定し、決定に承服していないことを示す内容だったため、今後も保守派の人たちの反発は続きそうです。
また、事件に関する捜査をめぐっては、検察が早ければ、今週中にも財閥からの収賄の疑いなどで、パク氏に対する取り調べに乗り出すという見方がある一方、5月上旬までに行われる大統領選挙に影響を及ぼすのを避けるため、選挙後になるという見方も出ています。
ただ、時期がいつになるにしても、パク氏は検察に対しても、全面的に容疑を否認するものと見られ、最終的には裁判で徹底的に争う展開になるという見通しが強まっています。
ソース:NHK ニュース