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中国小売業の売上高 伸び率11年ぶりに1けた 個人消費に弱さも
2017-03-14 06:13:42

中国では、1月と先月の累計の小売業の売上高が前の年の同じ時期と比べて9.5%の増加にとどまりました。伸び率が10%を下回ったのはおよそ11年ぶりで、専門家は中国の個人消費に弱さが見られると指摘しています。
中国の国家統計局は、月ごとの統計の一部について、旧正月の連休が年によってずれる影響を考慮し、近年は1月と2月のデータをまとめて公表しています。
14日公表された、ことし1月と先月の累計の小売業の売上高は、前の年の同じ時期と比べて9.5%の増加にとどまりました。伸び率が10%を下回ったのは2006年2月以来、およそ11年ぶりです。
これは、自動車の売り上げが、小型車を対象とした減税措置の縮小によって、販売台数を伸ばしたいメーカー各社の値下げ競争の激化を招き、減少に転じたことに加え、家電製品や日用品の販売も伸び悩んだことなどによるものです。
国家統計局の盛来運報道官は、「自動車の影響を除けば、伸び率は前年並みだ」と説明していますが、中国経済の専門家は「企業のリストラなどを伴う構造改革を進める中、雇用や所得の先行きが不透明で消費者の買い物への意欲が盛り上がりにくくなっている」として、中国の個人消費に弱さが見られると指摘しています。
14日公表された、ことし1月と先月の累計の小売業の売上高は、前の年の同じ時期と比べて9.5%の増加にとどまりました。伸び率が10%を下回ったのは2006年2月以来、およそ11年ぶりです。
これは、自動車の売り上げが、小型車を対象とした減税措置の縮小によって、販売台数を伸ばしたいメーカー各社の値下げ競争の激化を招き、減少に転じたことに加え、家電製品や日用品の販売も伸び悩んだことなどによるものです。
国家統計局の盛来運報道官は、「自動車の影響を除けば、伸び率は前年並みだ」と説明していますが、中国経済の専門家は「企業のリストラなどを伴う構造改革を進める中、雇用や所得の先行きが不透明で消費者の買い物への意欲が盛り上がりにくくなっている」として、中国の個人消費に弱さが見られると指摘しています。
ソース:NHK ニュース