Show Furigana
外資系証券が欧州国債で受注調整 公取委が警告
2017-03-15 08:12:51

東京の外資系証券会社「ドイツ証券」と「シティグループ証券」のトレーダー2人が、ヨーロッパ各国で発行される「欧州国債」の売買をめぐって顧客の希望価格などを互いに伝え合い、受注調整を行っていたとして、公正取引委員会は、2社のうちドイツ証券に警告しました。
公正取引委員会によりますと、ドイツ証券とシティグループ証券で金融機関などへの欧州国債の売買を担当していた2人のトレーダーは、平成26年までの4年間、顧客の希望価格などの情報をチャットを使って伝え合い、両社に注文が集中したときには互いに扱う国債の種類が重ならないよう受注調整を行っていたということです。
チャットの記録を調べたところ、数回にわたって合意されたとおりの取り引きが確認できたということで、公正取引委員会は、こうした行為が独占禁止法に違反するおそれがあったとして、ドイツ証券に対し、再発防止を求め警告しました。
一方、シティグループ証券への警告は見送りました。受注調整を自主申告したことに考慮したものと見られます。
ドイツ証券は「再発防止策は実施済みです」とコメントし、シティグループ証券は「警告を受けていないのでコメントする立場にない」としています。
チャットの記録を調べたところ、数回にわたって合意されたとおりの取り引きが確認できたということで、公正取引委員会は、こうした行為が独占禁止法に違反するおそれがあったとして、ドイツ証券に対し、再発防止を求め警告しました。
一方、シティグループ証券への警告は見送りました。受注調整を自主申告したことに考慮したものと見られます。
ドイツ証券は「再発防止策は実施済みです」とコメントし、シティグループ証券は「警告を受けていないのでコメントする立場にない」としています。
ソース:NHK ニュース