Show Furigana
国内企業の経常利益 1-3月 前年同期比+26.0% 財務省
2021-06-01 00:08:10

国内企業のことし1月から3月までの経常利益は、去年の同じ時期より26%増えたことが財務省の法人企業統計調査でわかりました。去年の同じ時期を上回るのは8期ぶりで、国内外の自動車販売が好調だったことなどが利益を押し上げました。
法人企業統計調査は財務省が3か月ごとに資本金1000万円以上の3万社余りを対象に行い、今回は70%にあたる2万2000社余りが回答しました。
このうち、ことし1月から3月までの金融と保険を除いた国内企業の経常利益は、20兆746億円となり、去年の同じ時期より26%増えました。
去年の同じ時期を上回るのは8期ぶりです。
製造業は、国内外の自動車販売が好調で自動車などの輸送用機械が2.8倍に伸びたことなどから63.2%の大幅な増加となりました。
また、非製造業も10.9%増えました。
一方、設備投資は新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で企業が投資を控えていることから去年の同じ時期より7.8%減少しました。
財務省は「製造業は持ち直しているが、宿泊や飲食などのサービス業や運輸業は依然として厳しい状況だ。不要不急の設備投資を控えるという声も出ており、今後も企業の動向を注視したい」としています。
ソース:NHK ニュース