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がれきに埋もれた妹をつかむ姉 シリアの悲惨な現状
2019-07-27 20:07:48

内戦が続くシリアで、空爆を受けた建物のがれきに埋もれた5歳の女の子が生後7か月の妹をがれきの中から必死で助け出そうとしている瞬間をとらえた写真がメディアやSNSで伝えられ、多くの子どもが犠牲となっているシリアの悲惨な現状を物語るものとして衝撃が広がっています。

この写真は24日、シリア北西部のイドリブ県で現地のジャーナリストが撮影したものです。
写真では、空爆で破壊された建物のがれきに埋もれた女の子が手を伸ばして、がれきから地面に落ちそうになっている赤ちゃんの服をつかみ、必死に助け出そうとしています。
現地メディアによりますと、2人はこの建物に住む5歳のリハムちゃんと生後7か月のトゥカちゃんの姉妹で、近くにはもう1人の女の子もがれきに埋もれていて、後ろのほうで父親が叫び声を上げて助けを呼んでいます。
この直後に建物は倒壊し、姉のリハムちゃんは頭を強く打って死亡し、妹のトゥカちゃんともう1人の女の子は一命を取りとめたということです。
イドリブ県ではことし4月以降、アサド政権側が空爆などの攻勢を強めていて、国際的なNGO、セーブ・ザ・チルドレンによりますと、6月下旬からの4週間で亡くなった子どもの数は少なくとも33人と、去年1年間の31人をすでに上回っています。
姉妹の写真は、各国のメディアやSNSで伝えられ、多くの子どもが犠牲となっているシリアの悲惨な現状を物語るものとして衝撃が広がっています。
写真では、空爆で破壊された建物のがれきに埋もれた女の子が手を伸ばして、がれきから地面に落ちそうになっている赤ちゃんの服をつかみ、必死に助け出そうとしています。
現地メディアによりますと、2人はこの建物に住む5歳のリハムちゃんと生後7か月のトゥカちゃんの姉妹で、近くにはもう1人の女の子もがれきに埋もれていて、後ろのほうで父親が叫び声を上げて助けを呼んでいます。
この直後に建物は倒壊し、姉のリハムちゃんは頭を強く打って死亡し、妹のトゥカちゃんともう1人の女の子は一命を取りとめたということです。
イドリブ県ではことし4月以降、アサド政権側が空爆などの攻勢を強めていて、国際的なNGO、セーブ・ザ・チルドレンによりますと、6月下旬からの4週間で亡くなった子どもの数は少なくとも33人と、去年1年間の31人をすでに上回っています。
姉妹の写真は、各国のメディアやSNSで伝えられ、多くの子どもが犠牲となっているシリアの悲惨な現状を物語るものとして衝撃が広がっています。
ソース:NHK ニュース