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三重みえおき地震じしん なぜ宮城みやぎつよく? 「異常いじょう震域しんいき現象げんしょう

2019-07-29 02:30:23

28にち宮城みやぎけん震度しんどよんれを観測かんそくした地震じしんは、震源しんげん三重みえけんおきであったにもかかわらず、とおはなれた東北とうほく関東かんとうなどれがつよくなりました。気象庁きしょうちょうは、震源しんげん非常ひじょうふかかったためはなれた地域ちいきれがつたわる異常いじょう震域しんいき」とばれる現象げんしょうきたとみています。
気象庁きしょうちょうによりますと、28にち午前ごぜんさん時半じはんすぎ、三重みえけん南東なんとうおき震源しんげんとするマグニチュード6.5の地震じしん発生はっせいし、震源しんげんから500キロ以上いじょうはなれた宮城みやぎけん丸森まるもりまち震度しんどよんれを観測かんそくしたほか東北とうほく関東かんとうひろ範囲はんい震度しんどさん観測かんそくしました。

一方いっぽう震源しんげんからちか三重みえけんで、れは観測かんそくされませんでした。

なぜ震源しんげんからとおはなれた場所ばしょつよれが観測かんそくされたのか。

気象庁きしょうちょうは、今回こんかい地震じしん震源しんげんふかさ420キロと非常ひじょうふかところできたことが関係かんけいしているとしています。

今回こんかいのような現象げんしょうは「異常いじょう震域しんいき」とばれ、太平洋たいへいようがわひがしから日本にっぽん列島れっとうしたしずんでいるかた岩盤がんばん太平洋たいへいようプレート」できた地震じしんともなものでした。

通常つうじょう地震じしんれは震源しんげんからとおくなるほどよわまりますが、かたプレートの内部ないぶでは地震じしんれがよわまらずつたわりやすい性質せいしつがあり、東北とうほく関東かんとうではプレートを通をとおしてつよれがつたわったということです。

異常いじょう震域しんいき」は過去かこにもたびたびきていて、平成へいせい27ねん発生はっせいした小笠原おがさわら諸島しょとう西方せいほうおきふかさ682キロ震源しんげんとするマグニチュード8.1の地震じしんでは、とおはなれた関東かんとうでも震度しんどきょうじゃくれを観測かんそくしました。
ソース:NHK ニュース