児童虐待じどうぎゃくたい 昨年度約さくねんどやく16万件まんけんで過去最多更新かこさいたこうしん

子こどもが親おやなどから虐待ぎゃくたいを受うけたとして児童相談所じどうそうだんしょが対応たいおうした件数けんすうは、昨年度さくねんど、およそ16万件まんけんで、過去最多かこさいたを更新こうしんしたことが厚生労働省こうせいろうどうしょうのまとめで分わかりました。

虐待ぎゃくたいの対応件数たいおうけんすうは、統計とうけいを取とり始はじめた平成へいせい２年度以降増ねんどいこうふえ続つづけていて、今回こんかいも前まえの年度ねんどより２万まん6000件余けんあまり増ふえて過去最多かこさいたを更新こうしんしたほか、前まえの年度ねんどからの増ふえ幅はばはこれまでで最もっとも大おおきくなりました。

虐待ぎゃくたいの内容別ないようべつでは最もっとも多おおかったのは、暴言ぼうげんを吐はいたり、子こどもの目めの前まえで家族かぞくに暴力ぼうりょくを振ふるったりする「心理的虐待しんりてきぎゃくたい」が半数はんすうを占しめて８万まん8389件けんでした。

次ついで、▽殴なぐるなどの暴行ぼうこうを加くわえる「身体的虐待しんたいてきぎゃくたい」が４万まん256件けん、▽子こどもの面倒めんどうをみない「ネグレクト」が２万まん9474件けん、▽「性的虐待せいてきぎゃくたい」が1731件けんとなっています。

ソース：NHK ニュース