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イラク ヤジディ教徒 IS襲撃5年 拘束女性の救出訴え
2019-08-04 01:09:23

過激派組織IS=イスラミックステートが、イラク北部に暮らす少数派のヤジディ教徒への大規模な襲撃を始めてから3日で5年がたち、現地では性暴力を受けた女性たちが集会を開いて、今も拘束されたままとなっている女性たちの救出を訴えました。
イラク北部で暮らすヤジディ教徒の人たちは2014年8月にISによる大規模な襲撃を受け、多くの女性たちが連れ去られ、戦闘員に売り渡されるなどして凄惨(せいさん)な性暴力を受けました。
襲撃が始まってから5年となる3日、イラク北部のドホークで地元のNGOが集会を開き、性暴力の被害を受けた女性らおよそ30人が参加しました。
現在16歳の少女が、11歳の時に拉致されおよそ1年後に解放された体験について話し、「拘束されている間はとてもつらかったですが、今は自由でいられることに感謝します」と思いを語りました。
そのうえで、今もISに連れ去られたままの女性たちがいることに触れ、「救出活動を続けてほしい」と国際社会に支援を求めました。
このあと参加者たちが「未来への希望」をテーマに絵を描き、家族と再会した時の喜びや、復興が進まず戻ることができないふるさとの家の様子などを思い思いの色で表現していました。
18歳の女性は「ISから逃れて2年がたちますが、今も精神的に落ち込むことが多いです。ふるさとに戻って安全に暮らせる日を待ち望んでいます」と話していました。
襲撃が始まってから5年となる3日、イラク北部のドホークで地元のNGOが集会を開き、性暴力の被害を受けた女性らおよそ30人が参加しました。
現在16歳の少女が、11歳の時に拉致されおよそ1年後に解放された体験について話し、「拘束されている間はとてもつらかったですが、今は自由でいられることに感謝します」と思いを語りました。
そのうえで、今もISに連れ去られたままの女性たちがいることに触れ、「救出活動を続けてほしい」と国際社会に支援を求めました。
このあと参加者たちが「未来への希望」をテーマに絵を描き、家族と再会した時の喜びや、復興が進まず戻ることができないふるさとの家の様子などを思い思いの色で表現していました。
18歳の女性は「ISから逃れて2年がたちますが、今も精神的に落ち込むことが多いです。ふるさとに戻って安全に暮らせる日を待ち望んでいます」と話していました。
ソース:NHK ニュース