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「空飛ぶクルマ」試作機をデモ飛行 NEC
2019-08-13 13:20:10

NECは5日、次世代の移動手段として開発した「空飛ぶクルマ」の試作機の浮上実験を、我孫子事業場(千葉県我孫子市)内に新設した実験場で報道陣に初公開しました。実験では炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製で軽量化された無人の試作機が数分間にわたり、約3メートルまで浮上します。同社は、政府の官民協議会が策定した工程表に基づき、令和5年を目標に物流輸送での実用化を目指します。
試作機は、全長約3・9メートル、幅約3・7メートル、高さ約1・3メートルで、4つの回転翼で飛行しました。CFRPのモノコック構造を採用し、重量は150キログラム弱に抑えました。さらに荷物を積載して総重量が300キログラム程度になっても飛行できるということです。物流輸送を想定しているため人を乗せることはできませんが、自律飛行と衛星利用測位システム(GPS)による移動が可能としています。
ソース:NHK ニュース