大聖堂だいせいどうに住すみ着ついた人気者にんきしゃの野良猫のらねこが逝ちかく　異例いれいの追悼礼拝ついとうれいはい　ロンドン

　サザーク大聖堂だいせいどうは伝統的でんとうてきなゴシック建築様式けんちくようしきで知しられ、ロンドンの観光名所かんこうめいしょになっていますが、近年きんねんはドーキンズを目当めあてに訪おとずれる人ひとも多おおかったです。
　大聖堂だいせいどうのアンドルー・ナン司祭しさいは、９月がつ３０日にちに逝ちがったドーキンズをしのぶ異例いれいの追悼礼拝ついとうれいはいを営いとなみ、この模様もようを１０月がつ２８日にちに生中継なまちゅうけいしました。
　ドーキンズは２００８年ねんのクリスマスと新年しんねんの間あいだに餌えさを求もとめてサザーク大聖堂だいせいどうに迷まよい込こみ、そのまま住すみ着つくようになりました。
　やがて座席ざせきの間あいだに寝ねそべったり、礼拝中れいはいちゅうに祭壇さいだんの上うえを散歩さんぽしたり、クリスマスの降誕場面こうたんばめんを再現さいげんした干ほし草くさの中なかで昼寝ひるねしたりする姿すがたで親したしまれるようになり、２０１２年ねんには大聖堂だいせいどうを訪おとずれたエリザベス女王じょおうをちらりと見みただけで昼寝ひるねに戻もどる姿すがたを見みせて、女王じょおうを楽たのしませたこともあります。
　昨年さくねんからは、目めや耳みみが不自由ふじゆうになったために職員しょくいんが自宅じたくで面倒めんどうを見みていました。

ソース：NHK ニュース