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【記者解説】アメリカ大統領選 激しい選挙戦の行方は?
2020-11-03 10:46:18

アメリカ大統領選挙は、両候補の激しい選挙運動が終わり、投票が始まります。選挙戦の行方について、ワシントン支局 辻浩平記者の解説です。
激しい選挙戦の行方 現地の見方は?
・世論調査ではバイデン氏がリードし、最終盤、トランプ大統領が巻き返すというこの構図は、4年前とよく似ているという声が多く聞かれます。
・ただ、前回の選挙と大きく異なるのが、1億人近い有権者がすでに期日前投票を済ませている点です。
・期日前投票では民主党支持者の方が多く投票したと見られていて、トランプ大統領がいくら最終盤に追い上げても、その効果は限定的だという見方があります。
・これに対してトランプ陣営は「投票日当日に多くの支持者が投票に行けば勝てる」と自信を示しています。
・トランプ大統領は未明に行った最後の演説でも、とにかく投票所に行って欲しいと訴えました。
・バイデン氏が世論調査どおり、一定の差をつけて逃げ切るのか、トランプ大統領が逆転を果たすのか、予断を許さない状況です。
・ただ、前回の選挙と大きく異なるのが、1億人近い有権者がすでに期日前投票を済ませている点です。
・期日前投票では民主党支持者の方が多く投票したと見られていて、トランプ大統領がいくら最終盤に追い上げても、その効果は限定的だという見方があります。
・これに対してトランプ陣営は「投票日当日に多くの支持者が投票に行けば勝てる」と自信を示しています。
・トランプ大統領は未明に行った最後の演説でも、とにかく投票所に行って欲しいと訴えました。
・バイデン氏が世論調査どおり、一定の差をつけて逃げ切るのか、トランプ大統領が逆転を果たすのか、予断を許さない状況です。
投票結果が出ても大統領が決まらないという事態も?

・その可能性は十分にあります。
・両者が勝利を宣言するという事態まで予想されているのです。
・バイデン氏としては大差をつけることで、トランプ大統領が法廷闘争に持ち込んでも意味が無い状況に追い込みたい考えですが、終盤情勢を見ればその思惑通りに行くかはわかりません。
・こちらで取材していて感じるのは、特にトランプ支持者の多くが勝利を確信していることです。世論調査でのバイデン氏のリードについて水を向けても「フェイクニュース」と一蹴されるほどです。
・仮にトランプ大統領が敗れ、選挙で不正があったと主張した場合、一部の人たちによる過激な行動につながるおそれもあると専門家は指摘しています。
・また、バイデン氏が敗れた場合でも、同様の懸念はあり、選挙の正当性に疑問が投げかけられ、社会に混乱が広がることを多くの国民が心配しています。
・トランプ大統領の4年間に対する審判と位置づけられる今回の選挙。緊迫した空気のなか、投票が始まります。
・両者が勝利を宣言するという事態まで予想されているのです。
・バイデン氏としては大差をつけることで、トランプ大統領が法廷闘争に持ち込んでも意味が無い状況に追い込みたい考えですが、終盤情勢を見ればその思惑通りに行くかはわかりません。
・こちらで取材していて感じるのは、特にトランプ支持者の多くが勝利を確信していることです。世論調査でのバイデン氏のリードについて水を向けても「フェイクニュース」と一蹴されるほどです。
・仮にトランプ大統領が敗れ、選挙で不正があったと主張した場合、一部の人たちによる過激な行動につながるおそれもあると専門家は指摘しています。
・また、バイデン氏が敗れた場合でも、同様の懸念はあり、選挙の正当性に疑問が投げかけられ、社会に混乱が広がることを多くの国民が心配しています。
・トランプ大統領の4年間に対する審判と位置づけられる今回の選挙。緊迫した空気のなか、投票が始まります。
ソース:NHK ニュース