高架突こうかつき破やぶった電車でんしゃ、「クジラの尾お」に乗のり落下回避らっかかいひ　オランダ

　地下鉄運行会社ちかてつうんこうがいしゃＲＥＴによると、事故じこを起おこした車両しゃりょうは現地時間げんちじかんの午後ごご０時半じはんごろ、ロッテルダム近郊きんこうのデ・アッケルス駅えきの高架上こうかじょうで車止くるまどめに突つっ込こみました。
　デ・アッケルス駅えきはロッテルダムを走はしる地下鉄ちかてつの終点駅しゅうてんえき。列車れっしゃは駅えきで乗客じょうきゃくを降おろした後操車場こうそうしゃじょうに入はいっていき、そのまま車止くるまどめに突つっ込こんだそうです。車両しゃりょうがクジラの尾おの彫刻ちょうこくに乗のっていなければ、約やく１０メートル下したの地面じめんに転落てんらくしていたところでした。
　この彫刻ちょうこくは建築家けんちくかのマーテン・スタイスさんが約やく２０年前ねんまえに制作せいさくしました。スタイスさんはＣＮＮの取材しゅざいに対たいし、「驚おどろいた。こんなことは予想よそうしていなかった」と話はなしました。
　線路せんろはもともと公園こうえんだった場所ばしょの高架上こうかじょうに敷設ふせつされていました。クジラの尾おの彫刻ちょうこくは、公園こうえんのスペースが失うしなわれる代替だいたいがほしいという地元住民じもとじゅうみんの要望ようぼうで設置せっちされたものでした。

ソース：NHK ニュース