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香川 三豊 養鶏場で鳥インフルエンザ 県が約33万羽 殺処分開始
2020-11-05 03:27:00

香川県三豊市の養鶏場で大量のニワトリが死んでいるのが見つかり、県の検査の結果、「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。香川県は、養鶏場のニワトリ、およそ33万羽の殺処分を始めました。
香川県によりますと4日、三豊市の養鶏場から「今月1日からきのうまでに合わせて3800羽のニワトリが死んだ」という連絡がありました。
県が簡易検査を行ったところ鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たため、詳しく調べた結果、「H5型」で高病原性の鳥インフルエンザウイルスの疑いが強いことが確認されたということです。
香川県は5日午前、対策本部会議を開き、浜田知事は、直ちにまん延を防止するための措置を取るほか、自衛隊に災害派遣要請を行う方針を示しました。
そして県は、養鶏場のニワトリおよそ33万羽の殺処分を始めました。
県によりますと、埋設も含めて、作業が終了するのに10日程度かかる見通しだということです。
また県は、半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に指定し、この範囲内の養鶏場で飼育されているおよそ200万羽を対象に抽出検査を行うほか、半径10キロ以内を、その地域からの出荷を禁止する「搬出制限区域」に指定しています。
県が簡易検査を行ったところ鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たため、詳しく調べた結果、「H5型」で高病原性の鳥インフルエンザウイルスの疑いが強いことが確認されたということです。
香川県は5日午前、対策本部会議を開き、浜田知事は、直ちにまん延を防止するための措置を取るほか、自衛隊に災害派遣要請を行う方針を示しました。
そして県は、養鶏場のニワトリおよそ33万羽の殺処分を始めました。
県によりますと、埋設も含めて、作業が終了するのに10日程度かかる見通しだということです。
また県は、半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に指定し、この範囲内の養鶏場で飼育されているおよそ200万羽を対象に抽出検査を行うほか、半径10キロ以内を、その地域からの出荷を禁止する「搬出制限区域」に指定しています。
農水省が専門家チーム派遣へ
香川県の養鶏場で大量のニワトリが死んでいるのが見つかり、鳥インフルエンザへの感染が確認されたことを受けて、農林水産省は緊急の対策本部会議を開き、専門家のチームを現地に派遣することなどを決めました。
農林水産省では5日朝、対策本部会議が開かれ、野上農林水産大臣や担当者などおよそ20人が今後の対応について協議しました。
この中では、香川県三豊市の養鶏場でニワトリへの感染が確認された鳥インフルエンザウイルスは「H5型」で、短期間で大量のニワトリが死んでいることなどから、高病原性とみられると報告されました。
そのうえで会議では、半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内を域外への出荷を禁止する「搬出制限区域」に指定するなど必要な措置を確認するとともに、感染経路などを調べるため、専門家のチームを現地に派遣することなどを決めました。
今シーズンは先月、北海道紋別市で野鳥のふんから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されていますが、農林水産省によりますと、養鶏場のニワトリではおととし1月、香川県さぬき市の養鶏場で検出されて以来だということです。
農林水産省では5日朝、対策本部会議が開かれ、野上農林水産大臣や担当者などおよそ20人が今後の対応について協議しました。
この中では、香川県三豊市の養鶏場でニワトリへの感染が確認された鳥インフルエンザウイルスは「H5型」で、短期間で大量のニワトリが死んでいることなどから、高病原性とみられると報告されました。
そのうえで会議では、半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内を域外への出荷を禁止する「搬出制限区域」に指定するなど必要な措置を確認するとともに、感染経路などを調べるため、専門家のチームを現地に派遣することなどを決めました。
今シーズンは先月、北海道紋別市で野鳥のふんから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されていますが、農林水産省によりますと、養鶏場のニワトリではおととし1月、香川県さぬき市の養鶏場で検出されて以来だということです。
加藤官房長官「疫学調査チーム派遣し対応」
加藤官房長官は、午前の記者会見で「葉梨農林水産副大臣を香川県に派遣し、県の要請などを直接聴取するほか、家きんの殺処分は、自衛隊がきょうから県と連携して取り組む予定だ。また、農林水産省職員や疫学、野鳥の専門家からなる疫学調査チームが、きょうにも現地に到着し、感染経路などの調査を行う予定だ。引き続き、地元自治体と十分連携し、対応に万全を期したい」と述べました。
そのうえで、「日本でこれまで肉や卵を食べて鳥インフルエンザウイルスに感染した例は報告されていないので、安心して食べていただきたい」と呼びかけました。
そのうえで、「日本でこれまで肉や卵を食べて鳥インフルエンザウイルスに感染した例は報告されていないので、安心して食べていただきたい」と呼びかけました。
養鶏場から半径約10キロに8か所の消毒ポイント
香川県三豊市の養鶏場で死んでいたニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、香川県は感染の拡大を防ぐため養鶏場から半径およそ10キロの範囲にある8か所に消毒ポイントを設けて、畜産関係の車両を消毒することにしています。
養鶏場から10キロ余り離れたまんのう町にある駐車場では、県や町の職員が消毒ポイントであることを示す看板やテントなどを置いて、車に消毒液を吹きつける噴霧器などを準備していました。
消毒ポイントは三豊市、善通寺市、観音寺市、それにまんのう町の合わせて8か所に設けられ、県の職員が24時間体制で養鶏場などに出入りする車両を消毒することになっています。
養鶏場から10キロ余り離れたまんのう町にある駐車場では、県や町の職員が消毒ポイントであることを示す看板やテントなどを置いて、車に消毒液を吹きつける噴霧器などを準備していました。
消毒ポイントは三豊市、善通寺市、観音寺市、それにまんのう町の合わせて8か所に設けられ、県の職員が24時間体制で養鶏場などに出入りする車両を消毒することになっています。
ソース:NHK ニュース