Show Furigana
コウモリは未来を予測? 米ジョンズ・ホプキンス大研究
2020-11-07 07:00:03

昆虫を捕食するコウモリは、自分の周りの世界の3次元立体モデルを作成しながら、獲物がどう動くかを予測しています。米ジョンズ・ホプキンス大学の研究チームがそんな研究結果を米科学アカデミー紀要に発表しました。
コウモリは視覚以外の感覚にも頼って正確に昆虫を追いかけて捕まえることができると研究チームは指摘しました。この研究は、人が情報をどう認識して処理するかを理解する手掛かりにもなるとしています。
研究チームが訓練したコウモリは訓練して研究室の台の上に座らせ、獲物の昆虫は動くスピードを制御して、高速カメラでコウモリの様子を観察しました。
その結果、コウモリは反響情報を利用しているだけでなく、昆虫が次の時点でどこへ行くかを予測していることが判明します。たとえ反響が一時的に遮られたとしても、昆虫が動くスピードを推計して次に現れる場所を予測していることが分かりました。
ソース:NHK ニュース