Show Furigana
「多頭飼育崩壊」一般家庭で犬160匹余飼育 愛護団体が保健所へ
2020-11-09 07:00:38

島根県出雲市の住宅で、飼い主が160匹余りの犬の世話をできなくなるいわゆる「多頭飼育崩壊」の状態になり、動物愛護団体が犬を保健所に運び込みました。関係者は今後、新たな飼い主を探すことにしています。

兵庫県芦屋市にある動物愛護団体「どうぶつ基金」などによりますと、ことし8月、出雲市の男性の家族から「世話をしきれない」と相談が寄せられ、住宅を確認したところ160匹余りの犬がいて、世話ができなくなるいわゆる「多頭飼育崩壊」の状態に陥っていたということです。

きょうは複数の動物愛護団体のスタッフたちが男性の住宅を訪れ、犬をかごに入れて出雲市の保健所に運び込みました。
犬たちは不妊手術を受けたうえで飼い主にいったん戻され、保健所と地元の動物愛護団体などが新しい飼い主を探すことにしています。
ブリーダーではない一般の家庭で、100匹以上の犬の「多頭飼育崩壊」が確認されたケースはほとんどないということです。
犬たちは不妊手術を受けたうえで飼い主にいったん戻され、保健所と地元の動物愛護団体などが新しい飼い主を探すことにしています。
ブリーダーではない一般の家庭で、100匹以上の犬の「多頭飼育崩壊」が確認されたケースはほとんどないということです。

保健所への運び込みを行った団体の1つ「島根動物愛護ネットワーク」の西原範正さんは、「犬の健康状態は比較的よく安心している。今後、犬が幸せな第2の生活を歩めるよう全国のボランティアと協力して譲渡に結び付けたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース