東芝とうしば 石炭せきたん火力かりょく発電はつでんの受注じゅちゅう停止ていしへ 再生さいせい可能かのうエネルギーへ投資とうし強化きょうか

脱だつ炭素たんそ社会しゃかいの実現じつげんに向むけた機運きうんが高たかまる中なか、大手おおて電機でんきメーカーの東芝とうしばはエネルギー事業じぎょうを見直みなおし、石炭せきたん火力かりょく発電はつでん所しょの建設けんせつ工事こうじの受注じゅちゅうを停止ていしする方針ほうしんを決きめました。今後こんごは再生さいせい可能かのうエネルギー事業じぎょうへの投資とうしを強化きょうかし、2030年度ねんどに売り上うりあげの規模きぼを昨年度さくねんどの3倍ばいを超こえる6500億おく円えんに拡大かくだいすることを目指めざします。

東芝とうしばは11日にち、中間ちゅうかん決算けっさんの発表はっぴょうに合あわせて経営けいえい計画けいかくの進捗しんちょく状況じょうきょうを説明せつめいする予定よていです。

関係かんけい者しゃによりますとこの中なかで、エネルギー事業じぎょうを見直みなおし今後こんごは石炭せきたん火力かりょく発電はつでん所しょの建設けんせつ工事こうじの受注じゅちゅうを停止ていしする方針ほうしんを明あきらかにする見通みとおしです。

石炭せきたん火力かりょく発電はつでん所しょの建設けんせつは新あらたな二に酸化さんか炭素たんその排出はいしゅつにつながるうえ、コストも高たかく採算さいさんが合あわないためです。

ただ、すでに受注じゅちゅうしたおよそ10件けんの建設けんせつ工事こうじのほか、発電はつでん所しょの保守ほしゅやタービンの製造せいぞうなどは続つづけるとしています。

一方いっぽう、太陽光たいようこうや水力すいりょく発電はつでんなどの再生さいせい可能かのうエネルギー事業じぎょうへの投資とうしは強化きょうかし、2030年度ねんどに売り上うりあげの規模きぼを昨年度さくねんどの3倍ばいを超こえる6500億おく円えんに拡大かくだいすることを目指めざします。

政府せいふは2050年ねんまでに温室おんしつ効果こうかガスの排出はいしゅつを全体ぜんたいとしてゼロにすることを目指めざしていて、脱だつ炭素たんそ社会しゃかいの実現じつげんに向むけて機運きうんが高たかまっています。

こうした中なかで東芝とうしばも再生さいせい可能かのうエネルギーの市場しじょうが拡大かくだいすることを見込みこんで事業じぎょうの見直みなおしに踏み切ふみきった形かたちで、日本にっぽん企業きぎょうの間まで脱だつ炭素たんその動うごきが加速かそくしています。

ソース：NHK ニュース