男子だんし児童じどうが自転車じてんしゃに相次あいつぎはねられ大だいけが ひき逃ひきにげか 横浜よこはま市し

先月せんげつ、横浜よこはま市しの歩道ほどうで下校げこう途中とちゅうの小学しょうがく3年生ねんせいの男子だんし児童じどうが2台だいの自転車じてんしゃに相次あいついではねられ腕うでの骨ほねを折おる大だいけがをしていたことがわかりました。自転車じてんしゃは2台だいとも現場げんばから走り去はしりさり、警察けいさつはひき逃ひきにげの疑うたがいで行方ゆくえを捜査そうさしています。

先月せんげつ26日にち、横浜よこはま市し南みなみ区くの歩道ほどうで、下校げこう途中とちゅうだった近ちかくに住すむ小学しょうがく3年生ねんせいの8歳さいの男子だんし児童じどうが自転車じてんしゃにはねられて転倒てんとうし、さらに後続こうぞくの自転車じてんしゃにもはねられたということです。

男子だんし児童じどうは歩道ほどう橋きょうの階段かいだんを降おりて歩道ほどうに出でた直後ちょくごだったということで、右腕うわんの骨ほねを折おる大だいけがをしました。

警察けいさつによりますと自転車じてんしゃを運転うんてんしていたのは1台だい目めが30代だいから40代だいの女おんな、2台だい目めが30代だいぐらいの男おとこで、2台だいとも現場げんばから走り去はしりさったということです。

また、被害ひがいにあった男子だんし児童じどうによりますと、2台だい目めの自転車じてんしゃの男おとこはいったん現場げんばで止とまって「大丈夫だいじょうぶ？」などと声こえをかけたあと走り去はしりさったということです。

警察けいさつはひき逃ひきにげの疑うたがいで行方ゆくえを捜査そうさしています。

大だいけがした男子だんし児童じどうの母親ははおや「安全あんぜんへの意識いしき高たかめて」

事故じこで大だいけがをした男子だんし児童じどうの母親ははおやがNHKの取材しゅざいに応おうじ、「自転車じてんしゃは車くるまと同おなじで人ひとの命いのちを奪うばうかもしれず、一いち人にん一いち人にんが安全あんぜんへの意識いしきを高たかめてほしい」と訴うったえています。

母親ははおやによりますと、現場げんばは男子だんし児童じどうが登とう下校げこうでふだんから通とおるルートで、当時とうじも下校げこう途中とちゅうだったということです。

歩道ほどう橋きょうの階段かいだんを降おりて歩道ほどうに出でた直後ちょくごに、右側みぎがわから走はしって来きた自転車じてんしゃにはねられて転倒てんとうして頭あたまを打うち、その後そのご体からだを起おこしたところで2台だい目めの自転車じてんしゃにはねられたということです。

男子だんし児童じどうは右腕うわんを骨折こっせつして日常にちじょう生活せいかつでも不自由ふじゆうを強しいられていて、母親ははおやは「ストレスがあるようで頭痛ずつうを訴うったえることもあります。今回こんかいは骨折こっせつだけですみましたが、万が一まんがいち、打ち所うちどころが悪わるかったら命いのちに関かかわったかもしれないと思おもいます」と話はなしています。

また、自転車じてんしゃが2台だいとも現場げんばから走り去はしりさったことについては、「どうしてその場ばで助たすけてくれなかったんだろうと思おもいますし、子こどもが倒たおれているのに逃にげたことに子こどももショックを受うけています」と話はなしています。

そのうえで、「自転車じてんしゃは車くるまと同おなじで人ひとの命いのちを奪うばうかもしれないので本当ほんとうに気きをつけないといけないと思おもいます。免許めんきょが必要ひつようなくお年寄としよりも小ちいさい子こどもも自由じゆうに乗のれる乗り物のりものなので、乗のる人ひと一いち人にん一いち人にんが安全あんぜんへの意識いしきを高たかめてほしいです」と訴うったえています。

損保そんぽ会社かいしゃ 新型しんがたコロナ感染かんせん拡大かくだいで“自転車じてんしゃの利用りよう頻度ひんど増ぞう”

インターネットで保険ほけんを販売はんばいする「au損保そんぽ」がことし9月つきに全国ぜんこくの自転車じてんしゃの利用りよう者しゃにネット上じょうでアンケート調査ちょうさを行おこなった結果けっか、回答かいとうした1000人にんのうちおよそ24％が新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだい後ごに自転車じてんしゃの利用りよう頻度ひんどが「増ふえた」もしくは「やや増ふえた」と回答かいとうしたということです。

その理由りゆうについては「外出がいしゅつ自粛じしゅくによる運動うんどう不足ふそく解消かいしょう」や、「感染かんせんリスクがほかの移動いどう手段しゅだんよりも低ひくいと思おもうから」などを挙あげる人ひとが多おおかったということです。

またことし6月つきに都内とないで自転車じてんしゃ通勤つうきんをする人ひとを対象たいしょうとした調査ちょうさでは、回答かいとうした500人にんのうちおよそ23％が「感染かんせん拡大かくだい後ごに自転車じてんしゃ通勤つうきんを開始かいしした」と答こたえたということで、新型しんがたコロナの影響えいきょうで街まち中ちゅうを走はしる自転車じてんしゃの台数だいすうは増ふえているとみられるということです。

交通こうつう事故じこの件数けんすうの減少げんしょう傾向けいこうが続つづく中なか、自転車じてんしゃが関かかわる事故じこの割合わりあいは4年ねん前まえから年々ねんねん増加ぞうかし、警察庁けいさつちょうの統計とうけいでは去年きょねんは交通こうつう事故じこ全体ぜんたいの20％以上いじょうを占しめていて、警察けいさつは自転車じてんしゃの安全あんぜん運転うんてんを呼よびかけています。

ソース：NHK ニュース