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香港 民主派議員の資格失効 欧米各国が強く非難
2020-11-13 03:31:26

香港政府が民主派の議員4人の資格を失効させたことをめぐり、アメリカやEU=ヨーロッパ連合などは、「一国二制度」で約束されたはずの香港の人々の権利を奪うものだとして、中国への非難を強めています。
香港の議会にあたる立法会では11日、香港政府が中国の全人代=全国人民代表大会の常務委員会で決定した新たな基準に基づき、政府に反対する立場の民主派4人の議員資格を失効させました。



これについて、アメリカのポンペイオ国務長官は12日、声明を発表し「香港の人々が代表者を選挙で選ぶという、法律で保障された権利を踏みにじるものであり、国際社会への約束を無視する中国政府の露骨な態度が、さらにあらわになった」と強く非難しました。
そのうえで「香港の自治と自由を侵食する政策に関わる者に責任をとらせる」として、さらなる対抗措置をとることも辞さない構えを見せています。
また、EUで外交を担当するボレル上級代表も声明で「『一国二制度』のもとでの香港の自治を著しく損ねるものだ」と厳しく批判したほか、カナダのシャンパーニュ外相も11日、「中国が国際的な義務に反することに深く失望した」という声明を発表しています。
欧米各国が非難を強めていることについて、中国外務省は「中国の内政問題だ。ほかの国がとやかく言ったり干渉したりする権利はない」と強く反発しています。
そのうえで「香港の自治と自由を侵食する政策に関わる者に責任をとらせる」として、さらなる対抗措置をとることも辞さない構えを見せています。
また、EUで外交を担当するボレル上級代表も声明で「『一国二制度』のもとでの香港の自治を著しく損ねるものだ」と厳しく批判したほか、カナダのシャンパーニュ外相も11日、「中国が国際的な義務に反することに深く失望した」という声明を発表しています。
欧米各国が非難を強めていることについて、中国外務省は「中国の内政問題だ。ほかの国がとやかく言ったり干渉したりする権利はない」と強く反発しています。
イギリス政府 中国大使に懸念伝える

イギリス政府は12日、イギリスに駐在する中国の劉暁明大使を呼び出し、深い懸念を伝えました。
ラーブ外相は声明を発表し、香港返還の際に中国との間で確認した共同声明に違反するものだと厳しく批判したうえで、国際的なパートナーとともに、中国に義務を果たすよう求めていくとしています。
また、イギリス政府は関係者への制裁を検討していることを明らかにしました。
中国の劉大使はツイッターに投稿し、議員資格の失効は中国の内政問題だとしたうえで「いかなる国もこの問題に介入する権利はない」と反論しました。
ラーブ外相は声明を発表し、香港返還の際に中国との間で確認した共同声明に違反するものだと厳しく批判したうえで、国際的なパートナーとともに、中国に義務を果たすよう求めていくとしています。
また、イギリス政府は関係者への制裁を検討していることを明らかにしました。
中国の劉大使はツイッターに投稿し、議員資格の失効は中国の内政問題だとしたうえで「いかなる国もこの問題に介入する権利はない」と反論しました。
ソース:NHK ニュース