約やく2500年ねん前まえに埋葬まいそう 古代こだいエジプトのひつぎ100基き以上いじょう 見みつかる

エジプトの首都しゅとカイロの南みなみで、およそ2500年ねん前まえに埋葬まいそうされたひつぎが100基き以上いじょう見みつかり、エジプト政府せいふは、保存ほぞん状態じょうたいもよく「ことし最大さいだいの発見はっけん」だとしています。

古代こだいエジプトのひつぎが見みつかったのは、首都しゅとカイロの南みなみのサッカラにある階段かいだん型がたピラミッド近ちかくの遺跡いせきで、14日にち、報道陣ほうどうじんに公開こうかいされました。

100基き以上いじょうに上のぼるひつぎはいずれも木製もくせいで、およそ2500年ねん前まえに埋葬まいそうされたものとみられ、深ふかさ10メートル以上いじょうの地中ちちゅうの穴あなで、封印ふういんされた状態じょうたいで発見はっけんされました。

考古こうこ学者がくしゃがひつぎの1つを開あけると、装飾そうしょくを施ほどこした布ぬのに包つつまれたミイラが納おさめられていて、エックス線えっくすせんなどを使つかって性別せいべつや年代ねんだいなどを調査ちょうさしたということです。

エジプト観光かんこう・考古こうこ省しょうは、埋葬まいそう品ひんも含ふくめて保存ほぞん状態じょうたいがよく、「ことし最大さいだいの発見はっけんだ」としていて、サッカラの遺跡いせきでは、別べつの場所ばしょからも多おおくのひつぎが見みつかっていることから、さらなる発見はっけんに期待きたいをよせています。

ひつぎや埋葬まいそう品ひんの一部いちぶは、日本にっぽんが支援しえんし来年らいねんの開館かいかんが予定よていされているカイロ近郊きんこうの「大だいエジプト博物館はくぶつかん」に収蔵しゅうぞうされることになっています。

ソース：NHK ニュース