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コロナ拡大かくだい以降いこう “ぜんそく入院にゅういん患者かんじゃ 大幅おおはばげん”マスク着用ちゃくよう影響えいきょう

2020-11-15 21:47:23

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新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいしたことし2つき以降いこう、ぜんそくのため入院にゅういんする患者かんじゃ例年れいねんくらべて大幅おおはばったとする調査ちょうさ結果けっか東京とうきょう大学だいがくグループ発表はっぴょうしました。グループは、マスク着用ちゃくようなど対策たいさく影響えいきょうした可能かのうせいがあるとしています。
この研究けんきゅうは、東京とうきょう大学だいがく大学院だいがくいん医学いがくけい研究けんきゅう宮脇みやわき敦士あつしじょきょうグループが、アメリカ専門せんもん学会がっかい雑誌ざっし発表はっぴょうしました。
グループは、全国ぜんこくの272の病院びょういん対象たいしょうに、おととしからことし5つきまでにぜんそくが悪化あっかして入院にゅういんしたひとかず調査ちょうさしました。

そして新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいしたことし2つき下旬げじゅん以降いこうそれ以前いぜんちがあるかを分析ぶんせきしました。

その結果けっか入院にゅういんした患者かんじゃの1週間しゅうかんたり平均へいきんは、例年れいねんは229.9にんでしたが、ことし2つき下旬げじゅん以降いこうは78.3にんとなり、新型しんがたコロナウイルスがなかった場合ばあい予想よそうされる患者かんじゃすうくらべて55%減少げんしょうしていたということです。

またはいがん気胸ききょうなど新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうけない呼吸こきゅう病気びょうきではおおきな変化へんかはみられませんでした。

グループは、マスク着用ちゃくよう外出がいしゅつひかえるなど対策たいさく影響えいきょうした可能かのうせいがあるとしています。

宮脇みやわきじょきょうは「コロナ対策たいさく影響えいきょうどうかはさらに研究けんきゅう必要ひつようだ。ただ以前いぜん生活せいかつでぜんそくが悪化あっかしやすいのであれば、コロナが終息しゅうそくしてからも、可能かのう範囲はんいあたらしい生活せいかつ様式ようしきつづけることも一案いちあんではないか」とはなしています。
ソース:NHK ニュース