山口やまぐち 上関かみのせき大橋おおはし 車くるまの通行止つうこうどめ続つづく 橋はしの接続せつぞく部分ぶぶんに段差だんさで事故じこ

14日にち、山口やまぐち県けん上関かみせき町まちにある本州ほんしゅうと離島りとうをつなぐ橋はしの接続せつぞく部分ぶぶんが20cmにわたってずれ、乗用車じょうようしゃが衝突しょうとつした事故じこで、15日にち、県けんが専門せんもん家からと行おこなった現地げんち調査ちょうさでは原因げんいんの特定とくていには至いたらず、橋はしの通行止つうこうどめが続つづいています。

14日にち夜よる、山口やまぐち県けん上関かみせき町まちの本州ほんしゅう側がわと離島りとうを結むすぶ「上関かみのせき大橋おおはし」で本州ほんしゅう側がわの道路どうろと橋はしとの接続せつぞく部分ぶぶんにおよそ20cmの段差だんさができ、乗用車じょうようしゃが衝突しょうとつして乗のっていた男女だんじょ2人にんが軽かるいけがをしました。

この事故じこで橋はしは通行止つうこうどめになり、町まちは交通こうつう手段しゅだんを確保かくほするため臨時りんじの渡し船わたしぶねを運航うんこうしました。

渡し船わたしぶねを利用りようした72歳さいの男性だんせいは、「ふだんから使つかっている道路どうろだったのでびっくりした。橋はしが通とおれないととても不便ふべんだ」と話はなしていました。

橋はしを管理かんりする山口やまぐち県けんは15日にち、国土こくど交通こうつう省しょうの担当たんとう者しゃや橋はしの構造こうぞうに詳くわしい専門せんもん家からとともに現地げんちを訪おとずれ、目視もくしで調査ちょうさしましたが、明あきらかな損傷そんしょうは確認かくにんできなかったということです。

調査ちょうさにあたった山口やまぐち大学だいがくの麻生あそう稔彦としひこ教授きょうじゅは、「初はじめて見みる状況じょうきょうだ」としたうえで、接続せつぞく部分ぶぶんに何なんらかの異常いじょうが起おきた可能かのう性せいが高たかいという見方みかたを示しめしました。

これまでのところ詳くわしい原因げんいんの特定とくていには至いたっておらず、県けんはさらに詳くわしく調しらべることにしています。

山口やまぐち県けんによりますと、上関かみのせき大橋おおはしは51年ねん前まえの昭和しょうわ44年ねんにかけられた全長ぜんちょう220mのコンクリート製せいの橋はしで、平成へいせい29年ねんの法定ほうてい点検てんけんでは異常いじょうは確認かくにんされていません。

橋はしは15日にち午後ごご6時じから緊急きんきゅう車両しゃりょうの通行つうこうは可能かのうになりましたが、一般いっぱんの車くるまの通行止つうこうどめは今いまも続つづいています。

ソース：NHK ニュース