ミイラ１００体以上発見たいいじょうはっけん＝未盗掘みとうくつで保存状態良好ほぞんじょうたいりょうこう―エジプト

エジプトの首都しゅとカイロ近郊きんこうサッカラ遺跡いせきで、埋葬後まいそうごに未盗掘みとうくつだった古代こだいのミイラ１００体以上たいいじょうが新あらたに発見はっけんされ、報道陣ほうどうじんに１４日公開かこうかいされました。記者会見きしゃかいけんした考古最高評議会こうこさいこうひょうぎかいのムスタファ・ワジリ事務局長じむきょくちょうは「こんなに多おおくのミイラが保存状態ほぞんじょうたいの良よいまま発掘はっくつされたのは、今年最大ことしさいだいの発見はっけんだ」と強調きょうちょうしました。

サッカラは世界最古せかいさいこといわれる「階段かいだんピラミッド」で知しられ、古代こだいエジプトでは支配階級しはいかいきゅうや聖職者せいしょくしゃらが埋葬まいそうを望のぞんだ神聖しんせいな場所ばしょとされます。最近さいきんの発掘調査はっくつちょうさでは、かつて神かみがみ々の象徴しょうちょうとされたネコなど動物どうぶつのミイラも相次あいついで見みつかりました。

公開こうかいされたのは、紀元前きげんぜん８〜７世紀せいきごろからプトレマイオス朝ちょう（紀元前きげんぜん３０４〜同どう３０年ねん）初期しょきまでのものとみられるミイラや、一緒いっしょに埋うめられた副葬品ふくそうひんです。ひつぎには色彩豊しきさいゆたかな模様もようや黄金おうごんの装飾そうしょくが、古代当時こだいとうじのまま鮮あざやかに残のこっていました。

ソース：NHK ニュース