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データ】“だい3だい2とのちが新型しんがたコロナ

2020-11-17 10:32:51

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新型しんがたコロナウイルスは、東京とうきょうなどだい都市としだけでなく、北海道ほっかいどうなど気温きおんがってきた地域ちいきなどでも感染かんせんひろがるなど、今月こんげつ以降いこう感染かんせん拡大かくだいのペースがはやくなっていて、感染かんせんの“だい3”ともわれるようになっています。
新規しんき感染かんせんしゃすう重症じゅうしょう患者かんじゃすうなつ拡大かくだいした感染かんせんだい2のピークをえました。感染かんせんだい2くらべると、重症じゅうしょうするリスクがたか高齢こうれいしゃ割合わりあいえる傾向けいこうられているほか、クラスター多様たようし、行政ぎょうせい対応たいおうむずかしくなってきているとして、専門せんもんあらためて基本きほんてき感染かんせん対策たいさく徹底てっていするようびかけています。

全国ぜんこく新規しんき感染かんせんしゃだい2のピーク上回うわまわ

7つきはじから東京とうきょう起点きてん拡大かくだいした感染かんせんだい2では、全国ぜんこく新規しんき感染かんせんしゃすうは8つき7にちに1605にん当時とうじ、1週間しゅうかん平均へいきんでは1300にんえピークをむかえました。

一方いっぽう今月こんげつはいっての感染かんせん拡大かくだいでは、10月下げっかしゅんまで500にんあまだった感染かんせんしゃが、およそ半月はんつき今月こんげつ14にちには1736にん、1週間しゅうかん平均へいきんでもおよそ1400にんとなりだい2のピークをすでに上回うわまわっています。

年代ねんだいべつ割合わりあい】60だい以上いじょうだい2の2ばい以上いじょう

また感染かんせんしゃ年代ねんだいべつ割合わりあいについても重症じゅうしょうしやすいとされる60だい以上いじょう割合わりあいが、だい2よりたか傾向けいこうられています。

たとえば、東京とうきょうでは、だい2感染かんせんしゃ急増きゅうぞうした7つきには
▽10だい以下いかが4.6%
▽20だいが43.1%
▽30だいが24.0%と30だい以下いかが70%以上いじょうめ、
▽40だいは12.7%
▽50だいは7.5%
▽60だい以上いじょうは8.2%と、高齢こうれいしゃ比較的ひかくてきすくない状態じょうたいでした。

一方いっぽうで、今月こんげつは16にちまでで
▽10だい以下いかが7.7%
▽20だいが25.3%
▽30だいが19.8%と30だい以下いか半数はんすうほどにり、
▽40だいは16.5%
▽50だいは13.6%
▽60だい以上いじょうは17.1%と、とく60だい以上いじょうめる割合わりあいだい2の2ばい以上いじょうになっています。

大阪おおさかでも同様どうよう傾向けいこうで、60だい以上いじょう割合わりあいが7つきには9.5%だったのに対にたい今月こんげつは25.8%とたかくなっています。

入院にゅういん療養りょうようしているひと今月こんげつ15にちには1まん2358にん

一方いっぽうで、入院にゅういん療養りょうようしているひとかずは、だい2では6つき下旬げじゅんおよそ700にんから急激きゅうげきえ、8つき10にちには1まん3724にんと1か月かげつあまで20ばいちかになりました。

その後そのご徐々じょじょって、10つき下旬げじゅんには5000にんほどになりましたが、十分じゅうぶんりきらないなか感染かんせん拡大かくだいし、今月こんげつ15にちには1まん2358にんとなっています。

重症じゅうしょうしゃだい2のピークえる

重症じゅうしょう患者かんじゃ同様どうよう傾向けいこうで、だい2では、感染かんせんしゃのピークから2週間しゅうかんあまりたった8つき24にちに259にんもっとおおくなったあと、10つき5にちには131にんまでりましたが、十分じゅうぶんらないなか感染かんせん拡大かくだいし、17にち、272にんとなり、だい2のピークをえました。

死者ししゃ今月こんげつはいり10にんをやや上回うわまわおお

また死者ししゃは、だい2では8つき18にちに16にん、8つき28にちに20にん報告ほうこくされたあと10にん下回したまわおおくなっていましたが、今月こんげつはいっては10にちに15にんなど10にんをやや上回うわまわおおくなっています。

専門せんもん「クラスター多様たよう 基本きほんてき対策たいさく継続けいぞくを」

このほか厚生こうせい労働ろうどうしょう専門せんもん会合かいごうによりますと、だい2では感染かんせんしゃ集団しゅうだん=クラスターは、だい都市としけん接待せったいともな飲食いんしょくてんや、職場しょくばでの会議かいぎなどおおかったのに対にたい今月こんげつ以降いこうは、会食かいしょく職場しょくばくわえて、地方ちほう歓楽かんらくがい外国がいこくじんのコミュニティー、それ医療いりょう機関きかん福祉ふくし施設しせつなどと多様たようし、地域ちいきへのひろがりられるとしています。

日本にっぽん感染かんせんしょう学会がっかい理事りじちょう東邦とうほう大学だいがく舘田たてだ一博かずひろ教授きょうじゅは「だい2さいには、感染かんせんひろがり特定とくてい地域ちいき限定げんていされ、ターゲットをしぼって対応たいおうできたが、だい3ではクラスター多様たよう対応たいおうむずかしくなってきている。今後こんご医療いりょう機関きかん高齢こうれいしゃ施設しせつなど巻き込まきこんで、さらにおおきなクラスター発展はってんするそれある」と指摘してきしています。

そのうえで、「感染かんせんつづき、つかゆるひともいるとおもわれるが、あらためていちにんいちにん感染かんせんリスクをける行動こうどう必要ひつようある。3みつけ、マスク着用ちゃくよう消毒しょうどく換気かんきといった基本きほんてき対策たいさくつづけてほしい」とびかけています。
ソース:NHK ニュース