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去年の参院選「1票の格差」めぐる裁判 きょう最高裁判決
2020-11-17 21:16:43

去年の参議院選挙のいわゆる1票の格差が、憲法に違反するかどうかが争われた裁判で、最高裁判所大法廷が18日、判決を言い渡します。最大で3倍程度の格差となっていることについて、最高裁がどのように判断するかが焦点となります。
去年7月の参議院選挙では、選挙区によって議員1人当たりの有権者の数に最大で3.002倍の格差があり、憲法に違反するとして、2つの弁護士グループが選挙の無効を求める訴えを全国で起こしました。各地の高裁判決では、憲法に違反しないとする「合憲」の判断が14件、「違憲状態」の判断が2件となっていました。
これらの裁判について最高裁判所大法廷は、18日午後3時に判決を言い渡し、統一的な判断を示します。
参議院選挙の1票の格差をめぐって最高裁は、5倍前後の格差が続いていた平成22年と25年の選挙について「違憲状態」と判断しました。平成28年の選挙では国会で合区を含む格差是正が行われ、3.08倍に縮小し、最高裁は「合憲」と判断した一方、「次回の選挙に向けて抜本的な見直しを検討して必ず結論を得るとされている」として、格差を是正する必要性を指摘しました。
しかし、去年の選挙では、埼玉選挙区の改選議席を1議席増やす是正によって3.002倍となり、3倍程度の格差が続いています。
最高裁がこうした格差の現状や国会の取り組みについて、どのように判断するかが焦点となります。
これらの裁判について最高裁判所大法廷は、18日午後3時に判決を言い渡し、統一的な判断を示します。
参議院選挙の1票の格差をめぐって最高裁は、5倍前後の格差が続いていた平成22年と25年の選挙について「違憲状態」と判断しました。平成28年の選挙では国会で合区を含む格差是正が行われ、3.08倍に縮小し、最高裁は「合憲」と判断した一方、「次回の選挙に向けて抜本的な見直しを検討して必ず結論を得るとされている」として、格差を是正する必要性を指摘しました。
しかし、去年の選挙では、埼玉選挙区の改選議席を1議席増やす是正によって3.002倍となり、3倍程度の格差が続いています。
最高裁がこうした格差の現状や国会の取り組みについて、どのように判断するかが焦点となります。
ソース:NHK ニュース