インドネシアの地震じしん１いちか月かげつ 21万まん人にんが避難ひなん生活せいかつ 復興ふっこう計画けいかくが急務きゅうむ

これまでに2000人にんを超こえる死者ししゃが確認かくにんされているインドネシア、スラウェシ島とうの地震じしんと津波つなみの発生はっせいから28日にちで１いちか月かげつがたちました。避難ひなん生活せいかつを送おくる人ひとは20万まん人にんを超こえていて、日本にっぽんも協力きょうりょくしている復興ふっこうに向むけた計画けいかく作づくりが急いそがれています。

インドネシアの国家こっか防災ぼうさい庁ちょうによりますと、スラウェシ島とう中部ちゅうぶで先月せんげつ28日にちに発生はっせいした地震じしんと津波つなみでは、これまでに2081人にんの死亡しぼうが確認かくにんされ、行方ゆくえ不明ふめい者しゃは1300人にんを超こえています。

死者ししゃ数すうは統計とうけいに誤あやまりがあったとして、以前いぜんの発表はっぴょうから170人にんほど減へっています。地震じしんと津波つなみの発生はっせいから１いちか月かげつがたち、大おおきな被害ひがいを受うけた都市とし、パルでは、電気でんきや水道すいどうの復旧ふっきゅうと幹線かんせん道路どうろの修復しゅうふくが急ピッチきゅうぴっちで進すすめられています。
市場しじょうや商店しょうてんの一部いちぶが営業えいぎょうを再開さいかいするなど、街まちの活動かつどうも再開さいかいし始はじめています。

一方いっぽうで、地震じしんや津波つなみのほか、大だい規模きぼな液状えきじょう化か現象げんしょうによって多おおくの住宅じゅうたくが被害ひがいを受うけたため、避難ひなん生活せいかつを余儀よぎなくされている人ひとは21万まん人にん余あまりに上のぼっています。

インドネシア政府せいふは、日本にっぽんのＪＩＣＡじゃいか＝国際こくさい協力きょうりょく機構きこうと共同きょうどうで被災ひさい地ちの復興ふっこうに向むけた基本きほん計画けいかく作づくりを進すすめ、津波つなみや液状えきじょう化か現象げんしょうで被害ひがいを受うけた地域ちいきの住宅じゅうたくを、別べつの場所ばしょに移転いてんさせるかどうかについても検討けんとうしています。

日常にちじょう生活せいかつを早はやく取り戻とりもどしたいと願ねがう被災ひさい者しゃからは、復興ふっこうの方針ほうしんを早はやく示しめしてほしいという声こえが強つよまっていて、災害さいがいに強つよい街まちづくりを行おこなうための復興ふっこうの基本きほん計画けいかくをできるだけ早はやく取とりまとめることが求もとめられています。

日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃが救援きゅうえん金きん募集ぼしゅう

今回こんかいの地震じしんと津波つなみによる災害さいがいについて、日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃは来月らいげつ30日にちまで救援きゅうえん金きんの募集ぼしゅうを行おこなっています。
詳くわしくは日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃのホームページをご覧ごらんください。

ソース：NHK ニュース