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政務活動費詐取 橋本元神戸市議に有罪判決
2018-10-29 07:19:11

神戸市議会の橋本健元議員が政務活動費を不正に受け取ったとして詐欺の罪に問われた裁判で、神戸地方裁判所は「コンプライアンス意識の低さにはあきれざるをえない」などと指摘して、執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
自民党の神戸市議会議員だった橋本健被告(38)は、印刷業者への架空発注で、平成26年度までの4年間に市から支給された政務活動費およそ690万円をだまし取ったとして詐欺の罪に問われています。
先月21日の初公判で、橋本元議員は起訴された内容を認め、検察は懲役1年6か月を求刑しました。
29日の判決で、神戸地方裁判所の川上宏裁判長は「被告は、政務活動費を使い切らずに市に返還するのはもったいない、自由に使える金銭を得たいなどと考えた。市民の模範となるべき議員が私欲のため、みずから制度を悪用するなど、コンプライアンス意識の低さにはあきれざるをえない」などと指摘しました。
そのうえで、だまし取った金を返還したことや議員辞職したことなどを考慮して、懲役1年6か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
橋本元議員は紺色のスーツ姿でまっすぐ裁判長を見たまま判決を聞いていました。そして、言い渡しが終わると傍聴席に向かって一礼し、弁護士に付き添われ、足早に法廷を出て、報道陣の問いかけには何も答えずに裁判所を後にしました。
先月21日の初公判で、橋本元議員は起訴された内容を認め、検察は懲役1年6か月を求刑しました。
29日の判決で、神戸地方裁判所の川上宏裁判長は「被告は、政務活動費を使い切らずに市に返還するのはもったいない、自由に使える金銭を得たいなどと考えた。市民の模範となるべき議員が私欲のため、みずから制度を悪用するなど、コンプライアンス意識の低さにはあきれざるをえない」などと指摘しました。
そのうえで、だまし取った金を返還したことや議員辞職したことなどを考慮して、懲役1年6か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
橋本元議員は紺色のスーツ姿でまっすぐ裁判長を見たまま判決を聞いていました。そして、言い渡しが終わると傍聴席に向かって一礼し、弁護士に付き添われ、足早に法廷を出て、報道陣の問いかけには何も答えずに裁判所を後にしました。
ソース:NHK ニュース