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「暗号資産」うその投資話で現金だまし取ったか 4人逮捕
2021-07-12 07:54:10

ネット上でやり取りされる、いわゆる仮想通貨=「暗号資産」の取り引きに出資すれば「4か月後に2.5倍にする」などと、うその投資話を持ちかけて現金をだまし取ったとして、投資事業の運営者らが愛知県警察本部に逮捕されました。全国の1万人以上から少なくとも60億円を集めていたということで、警察が捜査を進めています。
逮捕されたのは、投資事業「OZプロジェクト」を運営していた会社役員、石田祥司容疑者(59)ら4人です。
捜査関係者によりますと、4年前の平成29年「暗号資産の取り引きに出資すれば4か月後に2.5倍にする」などとうその投資話を持ちかけ、現金をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。

全国各地でセミナーを開き、参加者に対しては「AIを導入した自動トレードシステムで運用し、4か月後にはビットコインや、独自のポイント『OZポイント』で支払う」などと説明していたということですが、AIを導入したシステムなどは実在していなかったということです。
これまでの調べで、口コミや知人を介するなどして、全国の1万人以上から少なくとも60億円を集めていたということで、警察が捜査を進めています。
これまでの調べで、口コミや知人を介するなどして、全国の1万人以上から少なくとも60億円を集めていたということで、警察が捜査を進めています。
出資した男性「計画的な詐欺か」
投資事業「OZプロジェクト」に出資した愛知県内の50代の男性がNHKの取材に応じました。
男性は4年前の8月、当時、妻が通っていたパソコン教室の講師から「OZプロジェクト」を紹介され、セミナーに参加しました。
セミナーでは「何もしなくても出資金が4か月で2.5倍になる」とか、「100%返します」などと元本保証とも受け取れる説明を受けたということです。
男性は説明を信じ込み、妻の退職金から合わせて210万円余りを出資しました。
しかし約束の金は支払われず、2か月後には返金手続きの受付が始まりましたが、戻ってきたのは出資額の1割にも満たない12万円余りでした。
男性は「途中で返金ということも出てきて、計画的な詐欺なのかなと考えてしまいます。腹立たしいです」と怒りをあらわにしていました。
男性は4年前の8月、当時、妻が通っていたパソコン教室の講師から「OZプロジェクト」を紹介され、セミナーに参加しました。
セミナーでは「何もしなくても出資金が4か月で2.5倍になる」とか、「100%返します」などと元本保証とも受け取れる説明を受けたということです。
男性は説明を信じ込み、妻の退職金から合わせて210万円余りを出資しました。
しかし約束の金は支払われず、2か月後には返金手続きの受付が始まりましたが、戻ってきたのは出資額の1割にも満たない12万円余りでした。
男性は「途中で返金ということも出てきて、計画的な詐欺なのかなと考えてしまいます。腹立たしいです」と怒りをあらわにしていました。
ソース:NHK ニュース