テレワーク阻はばむ「押印おういん」廃止はいしへ サントリー 来月らいげつから

飲料いんりょう大手おおてのサントリーホールディングスは、出社しゅっしゃを前提ぜんていとしていた働はたらき方かたを抜本ばっぽん的てきに見直みなおし、来月らいげつから段階だんかい的てきに「押印おういん」を廃止はいしするなど、電子でんし決裁けっさいの仕組しくみを全面ぜんめん的てきに導入どうにゅうすることを決きめました。

サントリーホールディングスは、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが解除かいじょされたあとも、グループの主要しゅような会社かいしゃの9割わりに当にあたるおよそ7000人にんがテレワークを続つづけています。

しかし、契約けいやく書しょや支払しはらいの請求せいきゅう書しょへの「押印おういん」が、多おおい時ときで20回かいも必要ひつようになるケースがあるなど、仕事しごとの進め方すすめかたや働はたらき方かたが出社しゅっしゃを前提ぜんていとしたままになっているため、抜本ばっぽん的てきに見直みなおすことにしました。

来月らいげつ中旬ちゅうじゅんから段階だんかい的てきにグループ会社かいしゃで、契約けいやく書しょなどへの「押印おういん」を廃止はいしし、パソコンやスマートフォンを活用かつようした電子でんし決裁けっさいの仕組しくみを全面ぜんめん的てきに導入どうにゅうします。

これにより、自宅じたくにいてもオンライン上じょうで契約けいやく書しょなどの承認しょうにんを受うけることも可能かのうになるということで、会社かいしゃではこうした取り組とりくみで、年間ねんかんで6万まん時間じかん分ぶんの作業さぎょうの削減さくげんにつながると見込みこんでいます。

企業きぎょうの間までは、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが解除かいじょされたあとも在宅ざいたく勤務きんむを継続けいぞくする動うごきが相次あいついでいて、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいをきっかけに、出社しゅっしゃを前提ぜんていとした働はたらき方かたを見直みなおす動うごきが進すすみそうです。

ソース：NHK ニュース