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米大統領「軍の派遣用意ある」黒人男性死亡で抗議デモ過激化
2020-05-30 22:32:28
アメリカでは、白人の警察官に拘束された黒人男性が死亡した事件を受けて、抗議のデモが各地で相次いでいます。一部は過激化して略奪や放火も起きており、トランプ大統領は混乱を収めるため、連邦政府からも軍を派遣する用意があることを明らかにしました。
この事件は、アメリカ中西部ミネソタ州のミネアポリスで25日、黒人男性が白人の警察官らに拘束された際、首をひざで押さえつけられて死亡したもので、抗議のデモが全米各地で続いています。
首都ワシントンでは30日、およそ500人の参加者が「警察の人種差別にはもう我慢できない」などと訴えながら、議会に向かってデモ行進しました。
一方、ミネアポリスでは一部の参加者が過激化し、スーパーで商品を略奪したり警察署を放火したりしたため、州政府が午後8時以降の外出を禁止する命令を出しました。
また西部カリフォルニア州でもロサンゼルスで店舗での略奪などが発生し、警察が29日、500人以上を逮捕したと発表したほか、オークランドのデモ会場の近くで連邦政府の建物の警備担当者が何者かに射殺され、警察が捜査を始めました。
こうした状況を受けて、トランプ大統領は30日、記者団に対し「地元当局は厳しく対応しなければならない。もし軍隊の派遣を望むのであれば、われわれの軍は準備ができている」と述べ、混乱を収めるため、州兵に加えて連邦政府からも軍を派遣する用意があることを明らかにしました。
首都ワシントンでは30日、およそ500人の参加者が「警察の人種差別にはもう我慢できない」などと訴えながら、議会に向かってデモ行進しました。
一方、ミネアポリスでは一部の参加者が過激化し、スーパーで商品を略奪したり警察署を放火したりしたため、州政府が午後8時以降の外出を禁止する命令を出しました。
また西部カリフォルニア州でもロサンゼルスで店舗での略奪などが発生し、警察が29日、500人以上を逮捕したと発表したほか、オークランドのデモ会場の近くで連邦政府の建物の警備担当者が何者かに射殺され、警察が捜査を始めました。
こうした状況を受けて、トランプ大統領は30日、記者団に対し「地元当局は厳しく対応しなければならない。もし軍隊の派遣を望むのであれば、われわれの軍は準備ができている」と述べ、混乱を収めるため、州兵に加えて連邦政府からも軍を派遣する用意があることを明らかにしました。
ソース:NHK ニュース