それによりますと、現場の住宅地の造成当時と土砂崩れ直前の画像を比較した結果、今回の土砂崩れで8000立方メートルの盛り土のうち3000立方メートルが流出したとみられるということです。
市は、今後の雨などでさらに2000立方メートルの土砂が崩れるおそれがあるとして、避難指示の対象を周辺の4世帯9人から12世帯26人に広げ、地盤の変化を測定する装置を設置して警戒しているということです。
市が盛り土がある土地の所有者の親族などに聞き取りを行った結果、2つの業者が現場に土砂を捨てていたということです。
また8年前には、別の業者が現場に産業廃棄物が入った土砂を運び込んだとして市が行政指導を行っていたほか、これまで少なくとも4度、「土が運び込まれている」といった情報提供や相談が市にあったことも明らかにしました。
市は専門家らでつくる第三者委員会を立ち上げ、さらに調べることにしています。
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盛り土の一部が流出 2つの業者が現場に土砂捨てたか 静岡 浜松
2022-10-06 13:58:00

9月、記録的な大雨の影響で静岡県浜松市で発生した土砂崩れについて、市が調査した結果、8000立方メートルあった盛り土のうち3000立方メートルが流出したとみられることが分かりました。市の調査では2つの業者が土砂を捨てていたということで、詳しいいきさつを調べています。
先月下旬の記録的な大雨で、浜松市天竜区では住宅地近くの斜面が崩れて、3棟が土砂に巻き込まれました。
現場にあった盛り土が原因になった可能性もあることなどから、市が調査を進め、6日、発表しました。

ソース:NHK ニュース